フィードメディアに関する考察-1 : Blogとmodiphiの相違点
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FeedとWebが異なるトラフィックであり、別のメディアになる。そして、共存しつつ拡大していく、という考え方を何回かに分けて説明してみたいと思う。
今回は、僕が取り組んでいるmodiphiというサービスの一部を紹介し、Feedを直接生成するというサービスが、例えばBlogとどう違うのかを考えてみる。
まず上の図を見てほしい。Blogはエントリをするとその数だけHTMLファイルを生成する。一つ一つがパーマリンクと呼ばれるユニークなURLを持っており、かつ一つのBlogサイトという形で統合されている。Google のページランクは被リンク率の高いサイトを優良とみる本質的なアルゴリズムを持っているので、BlogはそもそもSEO的に優れているわけだ。だから、Blogとパーマリンクは、Webの2.0化に大きく寄与する素晴らしい特徴だ。
だが、Feedリーダーを使ってBlogを読もうとすると、実はFeed(この場合はチャネル)だけであるという感覚になる。
Blog上では作者側はカテゴリを分けて情報を整理しようとするが、実はBlog内での情報検索は結構面倒だ。かつ、いくつカテゴリを分けてくれたとしても、Feedは一つ、である。つまり、AさんのBlogの中で、仕事と社会というカテゴリについてだけ読みたいと思っても、Feedは更新情報だけを並列ではなく直列で送ってくるので、恋バナも全部いったんは見なければならない。
だからといって、カテゴリ毎に複数のBlogを持つのは結構めんどうだ。
(feedpathのBlogエディタは、こういう複数BlogやSNSへの投稿をする上で、非常に便利。秀逸なサービスである)
では、modiphiではどうかというと、modiphiの基本機能の一つは、Feedエディタ、あるいはCMSである。
だから、カテゴリ毎にFeedを直接生成するから、ユーザーは好きなFeed(チャネル)を読めばいい。人にあまり見せたくない情報であれば非公開のFeedを作成することも可能だ。
書き手は、modiphiひとつで、複数のチャネルをカンタンに管理できる。
同時に、modiphiは、他のサイトのRSSをクローリングして収集する機能(アグリゲーション)を持つ。スタート時に全ての機能が搭載されるかは未定なので、将来の話ともうけとっていただきたいのだが、Feed CMSであると同時にFeed Aggregatorという側面を持つ予定だ。
そして、ユーザーの手により、集められたデータは引用や転載、転用、リミックスを経て、さらに新しいFeedとして再配信されることになる。RSSはオープンデータだから、そういうことが可能だ。
このように、BlogもFeed生成機能を持つサービスであるが、いったんHTMLを生成してからでないとFeedを発生させられないのである。modiphiは逆の発想である。
このようなアイデアをもってFeedのメディア化を促進したいと考えている。それがmodiphiであり、従来は僕はこれをFeedBaseと呼んでいた。
次回の同タイトルのエントリでは、FeedとWebがどう違うのか、どうとらえていくべきかを考えてみたい。
今回は、僕が取り組んでいるmodiphiというサービスの一部を紹介し、Feedを直接生成するというサービスが、例えばBlogとどう違うのかを考えてみる。
まず上の図を見てほしい。Blogはエントリをするとその数だけHTMLファイルを生成する。一つ一つがパーマリンクと呼ばれるユニークなURLを持っており、かつ一つのBlogサイトという形で統合されている。Google のページランクは被リンク率の高いサイトを優良とみる本質的なアルゴリズムを持っているので、BlogはそもそもSEO的に優れているわけだ。だから、Blogとパーマリンクは、Webの2.0化に大きく寄与する素晴らしい特徴だ。
だが、Feedリーダーを使ってBlogを読もうとすると、実はFeed(この場合はチャネル)だけであるという感覚になる。
Blog上では作者側はカテゴリを分けて情報を整理しようとするが、実はBlog内での情報検索は結構面倒だ。かつ、いくつカテゴリを分けてくれたとしても、Feedは一つ、である。つまり、AさんのBlogの中で、仕事と社会というカテゴリについてだけ読みたいと思っても、Feedは更新情報だけを並列ではなく直列で送ってくるので、恋バナも全部いったんは見なければならない。
だからといって、カテゴリ毎に複数のBlogを持つのは結構めんどうだ。
(feedpathのBlogエディタは、こういう複数BlogやSNSへの投稿をする上で、非常に便利。秀逸なサービスである)
では、modiphiではどうかというと、modiphiの基本機能の一つは、Feedエディタ、あるいはCMSである。
だから、カテゴリ毎にFeedを直接生成するから、ユーザーは好きなFeed(チャネル)を読めばいい。人にあまり見せたくない情報であれば非公開のFeedを作成することも可能だ。
書き手は、modiphiひとつで、複数のチャネルをカンタンに管理できる。
同時に、modiphiは、他のサイトのRSSをクローリングして収集する機能(アグリゲーション)を持つ。スタート時に全ての機能が搭載されるかは未定なので、将来の話ともうけとっていただきたいのだが、Feed CMSであると同時にFeed Aggregatorという側面を持つ予定だ。
そして、ユーザーの手により、集められたデータは引用や転載、転用、リミックスを経て、さらに新しいFeedとして再配信されることになる。RSSはオープンデータだから、そういうことが可能だ。
このように、BlogもFeed生成機能を持つサービスであるが、いったんHTMLを生成してからでないとFeedを発生させられないのである。modiphiは逆の発想である。
このようなアイデアをもってFeedのメディア化を促進したいと考えている。それがmodiphiであり、従来は僕はこれをFeedBaseと呼んでいた。
次回の同タイトルのエントリでは、FeedとWebがどう違うのか、どうとらえていくべきかを考えてみたい。
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