非Web情報をWeb化するGoogle Base
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僕は個人的には、Google Baseが日本語化されることを心待ちにしている。個人的には、と書くのは、仕事上ではその時期がなるべく遅くあってほしいせいだ。(いまはまだ何をしようとしているかは言えないが・・・)
Google BaseについてGoogle自身は、「あらゆる情報をWebにアップロードできる機能」であり、しかもそれが「オンラインかオフラインかに拘らず」としている。僕が思うに、Googleという企業は、その創業当時はWeb上にあるすべてのデータを自社のサーバーにダウンロードするという作業をひたすら行った企業であった。それがいまでは(ダウンロード作業に加えて)非Web情報、つまりWebにはない情報をWeb化する、Web上にアップロードするという作業に着手していると思う。
僕の考えるWeb1.0の本質とは、Web上の情報の「受信」「検索」の発達、である。検索は受信するための補助機能だ。
そしてWeb2.0とはその二つのエレメントに「発信」と「共有」が加わることだ。
Web上にはまだない情報をWebにアップロードする作業=「発信」そしてそれを増幅するための補助機能としての「共有」。「受信」「検索」「発信」「共有」の4つが螺旋状に動いている世界がWeb2.0と僕は考える。Blogは「発信」ツールとして、2.0化を大きく後押ししている、というのが持論だ。
Googleはいま、書物や絵画などのデジタル化とWebへのアップロードに力を入れているが、自分たちだけでそれを行っていてもきりがないので、Google Baseを作った。いや、Google NotebookやGmail、Google Calendarなどの他のツールも目的は同じであると思う。
8月1日にリリースした『文系のための「Web2.0」入門』に詳しく書いているので、そちらも読んでみてください(^^)
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