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「Web2.0」商標問題について

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 ITmediaの5月30日の記事によるとオライリー社らが、別の非営利団体がWeb2.0という名称をつけたカンファレンスを開こうとしたところ、商標侵害として法的措置をとったという。いちおう示談と言うか、この自体そのものはいったん収束したそうであるが、同じようにWeb2.0を冠につけた有料カンファレンスを行おうとすれば、彼らに訴えられる可能性がある、ということだ。
(ちなみにLOHASもムーブメントであり登録商標である)

オライリー社らがWeb2.0という呼称を、少なくとも商用的(同社の場合であればカンファレンスの主催や書籍)には独占しようとした、という事実がこのニュースのキモである。(だったら、Web2.x カンファレンスならいかがかな?)

「やっぱりWeb2.0は商業主義のバズワードか」とため息をつく方も多かろうと思うが、それはそれでどうでもいい、と僕は思う。大切なのはWeb2.0という言葉で説明されているWebの進化とトレンドを理解することであり、それをWeb2.0と呼べないのであれば、Live WebでもDynamic Web でも、Read/Write Web とでも呼べばいい。バラをなんと呼ぼうとバラはバラ(シェークスピア)なのだから。

Web2.0と言う言葉を使うことが大事なのではなく、それが示す現在のWebに対して自らをフィットさせること自体が重要なのだ、と考えるのである。





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