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Google Calendarはグループウェア市場にどんな影響をもたらすか。

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Google Calendarは、スケジュール管理と検索を組み合わせた強力なカレンダーソフトである。スケジュールに関することは、自分の予定|共有された予定|パブリックとして公開された予定、の段階で全て検索できる。まさに理想のスケジューラーだ。
(ただし、全てのプライバシーをGoogleには打ち明ける勇気が必要だが)


友人・知人との予定の共有、世界の祝日情報などを閲覧できるし、仲間のスケジュールに予定を書き入れることもできる。(しかも、勝手に予定を入れさせることも、自分で一回一回確認してから受け入れることも可能なのだ)。そのうえ、プライベートの非公開スケジュールと公開スケジュールを切り分けできるので、簡易グループウェアとして活用することを検討するSOHOや中小企業は多いだろう。予定の通知機能も充実しているので、営業マンにも便利なはずだ。

さて、Google Calendar、Gmail、最近Googleが買収したWritely(Ajaxワープロソフト)、Blogger、とこれだけ組み合わせると、MSオフィスにかなり近いシステムになる。というよりも、ワークフローや施設予約などの業務システムがないグループウェアと言ってもいいかもしれない。

イントラネット2.0と僕が呼ぶ世界には、Web2.0的なさまざまなアプリケーションが入り込んでくる、そして新しい生態系を作りだす。インターネットには存在するさまざまな有用なアプリケーションがイントラにフィットしだすのである。ところが、実はグループウェアというアプリケーションはイントラネットだけの”住人”である。オーストラリアに犬(ディンゴ)が入ってきたときに(犬に似た有袋類である)フクロオオカミは絶滅に追い込まれた。グループウェアがフクロオオカミの轍を踏まないという保証は無いが、もちろん、進化したグループウェア(イントラネット2.0的なグループウェア)が侵入を撃退するというシナリオもある。
果たしてどうなるのか? 僕の予測では、今年の後半には新しい動きが出てくるはずだ。

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