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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

社員が書くBlogに対する、企業側のガイドラインについて

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実は会社と従業員の双方にとって、ブログを書くことにはリスクがつきまといます。企業情報や個人情報の漏洩、そしてそれによる社員の解雇や人材の流出、損害賠償責任の発生等、がそれです。
それでもブログには企業の
PRや個人の自己実現など、メリットも多くあり、基本的には奨励していくべきものとは思います。そのためには、企業側が積極的にガイドラインを設定し、企業と個人の責任の所在を明確にしておくことが大切であると考えます。 かといって、あまり細かく規定しても煩雑なだけですので、原則以下のような3か条を記しておけばよいのではないかと思っています。


1. プライバシーに関わるエントリーは慎重に行うこと


自分が匿名のブログを書いている場合は、決して第三者の実名や個人を特定する情報を公開してはならない。画像の公開や住んでいる地域に関する情報も、特定の個人を推測し得るので、十分気をつけること。 自分の身分を公開している場合でも、直接的か間接的かに関わらず第三者の個人情報を許可無く公開してはならない。

2. 業務上知り得た情報のエントリーは慎むこと


一般に公開しているブログに、業務上知り得た情報をエントリーすることは、情報漏洩を積極的に犯すことと同じであり、厳に慎むこと。個人で判断がつかない内容である場合は、原則書くべきではない。どうしてもエントリーをしたい内容である場合は、上司に相談すること。


3. エントリーの内容については責任を持つこと、責任を持てないエントリーはしないこと


業務命令を受けてのエントリーでない限り、全てのエントリーは個人の所感によるものであると明記すること。



企業と個人の関係をよりよい方向にもっていく
Blogの効能を最大限に生かしていくためにも、ガイドラインは必要です。内容の精査はそれぞれの企業によって行えばいいと思いますが、まずは法務担当と情報システム担当が話し合いを持つことからスタートしたらいかがでしょうか。

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