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Windows Webマガ編集長の独り言。だからどうした?

「始めまして」と「初めまして」

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“IT”などと偉そうに命名しておきながら、いきなり日本語の話題。

ご承知のとおり、私の記念すべきブログ初投稿のタイトルは「はじめまして」だったわけだが、実は最初は「始めまして」としていた。

これに対し、試験運用段階で目にした某編集長から「『初めまして』の間違いでは」というご指摘をいただいた。

広辞苑を引いてみると、やはり「始めまして」が正しい。おやと思って三省堂デイリーコンサイス国語辞典を引いてみると「初めまして」だという。

こうなったらGoogleの出番だ。「始めまして 初めまして」で検索してみると、日本語学を研究されているという飯間浩明氏による解説ページを見つけた。

飯間氏の解説によれば、「始めまして」も「初めまして」も、昔から使われてきたもので、どちらも正しいとのこと。一般の人たちにアンケートした結果では、若い年代の人は「初めまして」派、年配の人は「始めまして」派なんだとか。

ということで「始めまして」を押し通してもよかったのだが、ここは間をとって「はじめまして」と開くことにした(漢字をひらがな表記にすることは「開く」、逆にひらがなを漢字にすることは「閉じる」と言う)。

20年近くも編集者をやっていてこの体たらくである。まったくお恥ずかしい限りだ。

しかし、日本語は奥行きがありますね。

国語学の先生のようにはいきませんが、興味分野に「日本語」も加えさせてください。

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