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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

白井球審問題

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プロ野球 ロッテの佐々木郎希投手の態度に白井球審がマウンド方向に詰め寄りかけた場面について、様々な人がコメントを出している。「白井球審の行為は問題ない」という人もいれば「あれはおかしい」という人も。その見解は様々だが、アマチュアの高校野球ではあるが審判を30年以上やった経験から見解を述べたい。

高校野球でも審判の判定に不服そうな態度を見せる選手はいる。(佐々木選手が不服な態度を示したかどうかは、わからないが)そのような場合、私たちはマウンドに歩み寄ったりはしない。チェンジのタイミングで選手に対して「不服そうな態度に見える」と注意する。「冷静に試合をしましょう。それがいい試合につながる」と。この場合大事なのは、審判が冷静であること。白井球審の表情を見る限り、どう見ても「冷静」には見えなかった。感情的になっていたと見える。選手も審判も「ハートは熱く頭はクールに」が大事だ。もし、白井球審がチェンジの時に穏やかに佐々木選手に話しかけていたら、それは問題にもならなかっただろう。

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