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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

大学スポーツはいつ変わるのか

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大学スポーツに見る・・何をいまさら

正月の大学スポーツではラグビーでは帝京大が10連覇を逃し、駅伝では青学大が5連覇を達成できなかった。優勝できなかったとはいえ、それぞれのチームはトップレベルにあることには違いない。

ラグビーで優勝した明治は、上下関係を見直したり規律の徹底などそのロールモデルを帝京大に求めたという。その重要性を認識し遂行した田中監督の功績は大きい。

ずいぶん時間がかかった・・・という感が強い。

帝京大は10年前に岩出監督がチームをマネジメントし、体育会にありがちな悪しき風習を次々と撤廃し、選手がスポーツに打ち込める環境を整えた。大学ラグビー界でも、今はそれを見習うチームが多いという。遅すぎないか・・・。

このような体質の一端が日大アメフト部のタックル問題だろう。「上の者が言うことは絶対」という。

学生スポーツの役目は人間形成である。

帝京大ラグビー部の主将たちには常に相手を讃える言葉があった。立派だった。

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