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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

最後の授業~2

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30年授業をしてきた。

最後の授業を終えてきました。ホワイトボードに書いた文字を消した時、涙がでてきました。生徒と一緒に泣いてしまいました。この歳で泣けるという体験は、教室という特別の場に居られるから。今まで出会った全ての生徒たちに感謝

今でも、初めての授業を覚えている。あの緊張と不安

「教学半」という言葉に出会い、常に学んできたということを誇りにしたい。学ぶのは当たり前のことではあるが、その当たり前を一生懸命続けてきたと。その姿は、泥臭かったにちがいない。いろいろなところに「教えてください」と頭を下げ、飛び込んだ。英語の授業を学びに、広島、千葉、神戸、東京、神奈川、佐世保など各地へいった。そのうち、逆に日本中から授業参観に来てもらえるようになった。

自分の成長がなければ、生徒は成長しない。生徒に「勉強は大事だから、勉強しなさい」と言うなら、自分もその姿を見せなければ説得力はない。「休日も遊んでばかりいないで、勉強しなさい」と言うなら、自分もそうであるべき。

「先生が勉強してるから、私も頑張ろうと思った」「先生が、今、大学で勉強してるんだと思ったら、わたしも頑張れた」と言ってくれた。そう感じてくれたことが嬉しい。100の言葉よりも一つの行動に説得力がある。

「30代、40代はひたすら学びなさい」「一つのパーティーに行くよりも、一冊の本を読みなさい」・・・今まで読んできた本にはそういうことがたくさん書かれていた。「趣味がゴルフやギャンブルなら、人として寂しい」

僕は、学んできて本当に良かった。

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