人生を決めた言葉〜2
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はじめての授業はボロボロでした。
教育実習生は指導案通りに授業することに精一杯で、その場その場の生徒の反応に対処しながら、全体をコントロールする力も技術も持ち合わせていません。
自分の授業は「今、何をする時間なのか」が明示されておらず、「どのようにするのか」も曖昧なままでした。指示・説明が長くなるとポイントがぼやけてしまうのです。
「生徒に申し訳ない授業をしてしまった」授業後はボーッとしていました。
放課後、指導教官の石澤先生との反省会がありました。実習前に見た石澤先生の授業は、本当にテンポが良く50分の授業があっという間でした。すごかった。年間で100人も実習に来る学校で指導している先生の授業は、「これがプロなんだ」と思わせるものでした。
夕日が落ち暗くなりかけた準備室で、暗い気持ちで座っていました。
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