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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

試験とか面接とか

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30歳を過ぎてから、毎年何らかの試験や面接を受けている。

英語の試験だったり仕事とは全く関係ない資格試験だったり。

どんな試験でも緊張するしドキドキ感がある。

基本的に私たち教員は「試験や面接を実施する立場」。でも、自分を試験される側に置くことも大事。

進学・就職の面接試験を控えた生徒には、そういう自分の旬の経験が役に立つ。

「先生の面接は、ほかの先生の面接と全然違う」と生徒が言い、生徒の間では「一度は熊谷先生に面接してもらえ」というのが代々伝わっているらしい。試験を受ける生徒は不安。それを理解できる経験を重ねてきたからだろうし、「君が言いたいのはこういうことなの?」と考えや答えを引き出せるからだそうだ。

毎年、「先生と面接の練習したおかげで受かりました」と言ってくれる生徒たち。こちらとしては、面接ロボットを作ってはいけないと思っている。何度も何度も面接練習をし、面接ロボットを作り上げる教員もいるが、あれは違う。「ボロボロになりながら、一生懸命に考えて答える姿こそ大事」と言っている。

試験の緊張感は特別なもの。そんな緊張感のある場面で人は磨かれる。

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