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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

定時制バレー部の挑戦・・・5 カッコ悪く

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今週から全日制高校では高体連大会が始まります。これはインターハイにつながる大会。定時制高校は定体連という枠組みで大会があります。全日制に比べ大会規模やレベルは違っても、生徒は同じ気持ちで部活に取り組み参加しているはず。

どちらかというと陽のあたらない定時制の大会ですが、大会数の少ない私たちには貴重な大会。全日制の生徒には、恵まれた中で自分の好きなスポーツに打ち込めて、多くの仲間と一緒に参加出来ることに感謝の気持ちを持ってもらいたい。どれほど恵まれているのか、それは実感出来ないと思う。自分も今になって初めて分かったことが沢山あった。親、仲間、顧問、学校、対戦相手、運営者の全てに感謝しプレーしてもらいたい。勝負は、結果。

定時制のバレーで予選に参加するのは3校。新聞の片隅にも載らない大会です。脚光があたる舞台もあれば、人知れず地味な舞台がある。それぞれの舞台で、それぞれが演じればいい。私たちは、泥臭くへたくそだけど、カメのように休むことなく進み続けたい。そういう生き方。

自分が、何も知らないサッカー部の顧問としてもがき続けていた時は、前にも進めないかカメだったかもしれない。手足だけバタバタさせて。

でも、それを評価してくれた人たちがいた。カッコ悪いのに、見た目ではなく本質を捉えようとする価値観を持った人たち。

派手なもの、地味なもの、そこにある本質を見極めること。若いときはそれができない。

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