Off the pitch
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サッカーの指導でよく使われるフレーズ「on the pitch」「off the pitch」
on the pitchは実際のプレーでの場面 Off the pitchはピッチ以外での選手のあり方
サッカー界には松本育夫さんという素晴らしい指導者がいる。日本のスポーツ界を語るうえで松本氏は欠かせない。栃木に生まれ、70才を越えてもJリーグの監督に就いた方だ。メキシコオリンピックを経てJリーグではJ2のチームをJ1に昇格させた。ガス爆発事故に巻き込まれ瀕死の重傷から必死のリハビリで回復したという。60才で高校サッカーの指導者に乞われ、わずか8か月の指導で全国大会へ出場をはたした。
その指導の様子を見たことがあった。練習でコーンを並べたり、片づけるのは監督の松本氏だった。指導はまさに「熱血」そのもの。ものすごい人間力に圧倒される。多くのサッカー選手・指導者に尊敬されるのも自然なことなのだろう。
その松本氏が強調するのがoff the pitchでの選手のあり方。24時間のうちpitchにいる時間よりも、それ以外の時間の方が多いのだから、そこが大事。オフザピッチがいい加減なら、オンザピッチもいい加減なものになる。現役時代に毎日のように午前様だった頃があるらしいから、自らの経験を通して語る言葉には説得力がある。
指導者は、「目に見えないオフザピッチをどれくらい見ることができるかが大事」、と語る。
サッカーも野球も学校も会社も同じ。普段の生活で人間性を鍛え磨くこと。
人がサッカーをし、野球をし、勉強をし仕事をするのだ。
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