オルタナティブ・ブログ > 熊谷修司の最高のチームを創る >

組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

甲子園の心を求めて

»

正月に頂いた年賀状で、はじめて樋口秀司先生が亡くなられたことを知った。樋口先生は大島高校を卒業後、早稲田大学へ進学し母校の野球部の監督になり、最後は大島高校で校長を務めた。樋口先生のことは[甲子園の心を求めて]でしか、知らないが、亡くなったと知りとても寂しく感じている。

凄い選手、熱い先生だったんだろうなぁと想像するばかりだが・・・。

『甲子園の心を求めて』には「樋口は私にとって恐ろしい選手だった」という一節がある。あの佐藤道輔先生に、そういわせる選手だったのだから、熱く知的な選手だったのだろう。そんな選手が指導者を育てるのだ、と佐藤先生は書いていた。

あるブログでは、「いろんな本を読んだが、電車の中で人目も気にせずに泣いた本が「甲子園の心を求めて」だった、とあった。

多くの野球関係者がこの本を読んだに違いない。佐藤道輔先生には一度お会いしたかった。その薫陶を受けた樋口先生。樋口先生は「東京都野球研究会」を発足させ、指導者の育成にも力を注いだ。その結果の一つが昨春の都立小山台高校の選抜出場だったという。

今は絶版になっているらしい。再発刊していただけないものだろうか。

Comment(0)