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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

言語が組織を創る

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先日の日経新聞のスポーツコラムに「指導者には豊かな鋭い言葉(表現)が必要」というような事が書かれていた。

これには全く同感、共感する。自分も授業やスポーツの場面でどんな言葉で相手に伝えるか・表現するか、そこを大切にしている。

ラグビーの平尾誠二さんは「指導者の言葉は釣り針のように、相手の心に引っ掛かるものでなければならない」と言っていた。

オシム監督は、実に豊かな言語表現を持っていた。自分の言葉で語ることの大切さ。そのためには知的でなければならない。

今、バドミントン部の選手には、ミーティングでスピーチをさせている。

自分の言葉でわかりやすく相手に伝わるように。また、保護者や、お世話になっている人たちに挨拶をさせる時は「応援よろしくお願いします」は禁句にしている。あまりにも使い古されたフレーズだから。

選手に豊かな言語表現を求める前に、我々指導者がそれを持たなければならない。

いつまでも「応援よろしくおねがいします」などと言ってられない。

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