部活動を考える・・・保護者問題2
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ある高校の野球部で主力選手が問題を起こした。夏の大会前のことだった。
監督は、その選手に反省するよう言い渡し、当面の間 活動禁止を告げた。
保護者会を開き、その経緯を説明したところ、その選手の親が「私は、息子が最後の練習試合に出るのを楽しみにしていた。監督は、その楽しみを奪うのか。奪う権利があるのか」と発言した。
それに同調する親が相次ぎ「この処分はおかしい」「何が悪いのかわからない」と言い出した。
監督は唖然としたという。
そのような意見が大勢を占めていたところへ、ある母親が言った。「みなさんの言っていることがわかりません。こんなの活動禁止どころか、出場辞退すればいいんです」と。「悪いことは悪いんです」
それをきっかけに、話の流れは逆になったという。この母親の勇気ある発言が場の雰囲気を変えたのだった。
常識的には「ご迷惑かけて申し訳ありません」というのが普通だろう。それが「権利の主張」とは・・・。
本当に残念な社会になってしまった。
このような話はどの学校でもあるはずだ。
前回、親への指導の必要性を取り上げた。アメリカで起きたことは数年後日本で起きる。とよく言われるが、その時期も遠くないのかもしれない。
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