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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

不親切のススメ

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最近、学校があまりにも親切になっていると感じる。

「過剰サービス」は生徒の将来を考えると、いいことではない。

2年前に新任教員研修の講師として話をする機会を頂いたが、そのとき「不親切くらいがちょうどいい」ということを言った。

自分が担任の時は生徒への朝の連絡は一度しか言わなかったし、教室の掲示物も3日ではずした。生徒たちには「不親切だと思うかもしれないが、小学生や中学生じゃないし、このやり方が将来プラスになる」と言って続けた。一度しか言わないから話は聴いてくれるし、掲示物もすぐ見るようになる。朝の時間は「連絡」の時間ではない。生徒の様子を観察し、何か変化はないか見る時間。こちらの思いを語る時間。      

卒業した生徒が「先生の朝のホームルーム(いわゆる朝の会)好きでした」と言ってくれた。

学校で今どんな「過剰サービス」があるのか、この場で考えてゆきたい。

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