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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

学校祭と組織・個人の成長

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 先日 高校で最大の行事「学校祭」が開かれ感動の中終了しました。学校祭を運営するサイドから、学校祭をお伝えしたいと思います。                 

 学祭では音響・食品・花火など多くの業者の方々と関わりますが、基本的に生徒が直接連絡を取り合い仕事を進めます。プログラムの発注や入稿・印刷・支払いや、音響設備の交渉など大人のように業務を遂行して行きます。業者さんに失礼がないように、マナーや礼儀は教え込みますが、それでも行き届かない点はあるので学祭が終わった時にお礼とお詫びの手紙を出しています。教員はできるだけ手を出しません。業者の皆さんは「立派な生徒ですね」と感心してくれます。                                                         
初めからこのようなことができたわけではありません。最初は業者さんと打ち合わせをする場に生徒を同席させ、見せることから始めました。仕事も一人ではなく必ずペアで仕事をさせます。ペアは上級生と下級生で先輩たちが後輩を育てるシステムです。業者の方々も、高校生が相手なのに丁寧な対応をしてくださり、そこでも高校生を育ててくれています。発注ミスや、トラブル発生の時は私たちが、知恵を絞って対処します。ここで大事なことは「失敗を責めずに許容すること」です。チャレンジしたから失敗できるんだし、失敗がなければ成功もありません。失敗のない人生なんてつまらないものです。失敗したら周りがカバーする。カバーしてもらった人間が、今度は誰かをカバーする。それでいい。生徒も失敗しますが、「その原因は何か」を考えさせ、対処も考えさせます。このような中で、生徒はものすごいスピードで成長して行きます。成長する環境をあたえること、それが指導する側にとって大切なのだと、いつも考えさせられます。                  
生徒会の行動の指針を紹介します

誠実に行動して失敗した場合は誇りを失わずくじけぬ様に。

そして成功した場合は謙虚で控えめであること。

有言不実行であることなく、楽な道を求めることなく、困難な道を進め。

嵐に耐え、倒れたものには哀れみと救いを与えることを学べ。

きれいな心と高い目標を持て。

笑うことを学べ、苦しいときこそ笑え。

だが、泣くことも忘れるな。

将来に目を向けよ。

だが、過去を軽視するな。

真剣になれ、

だが深刻になりすぎるな。

素直さこそ真の偉大さである。

人を愛し、人に愛されよ。

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