なぜ起きる?乗る人を不愉快にする飛行機のオペレーション
おはようございます。
昨晩の夜中にデリーに入りました。初デリー。道とかは他の都市よりもだいぶ整備されているように感じます。もっとも、しばらくインドにいると、美的感覚とかがずれてきますので、あまり当てにならないかもしれませんね。
===ほぼ毎朝エッセー===
昨夕はバンガロールからデリーに移動しました。バンガロールの自動車ラッシュはいつも重いです。ホテルのフロントに夕方7時45分出発の飛行機だと告げると4時には出たほうが安全だといわれました。特に夕立があると道路が冠水したりして、時間の予測がつかないのだといいます。雨が降っている中、夕方4時にホテルを出発、案の定ひどいラッシュです。飛行場についた時には寝落ちしていました。時間を見ると5時40分。100分ほどかかったことになりますね。まぁ、成田空港へのリムジンバスと思えば大差はないのでしょうが。
飛行場の入り口でeチケットとパスポートの検査を受けて、カウンターでチェックインをします。出発の45分前にはゲートに来てくれとのことです。時間を調整してきっちり7時に搭乗口に行きました。ローカル線なのでバスでの飛行機搭乗です。とりあえず列ができ始めたので、座るのに飽きていたので、列に並びます。15分待ちます。何も起きません。30分待ちます。すでに出発時間の15分前です。何も起きません。何も案内もありません。すると、周りのインド人ビジネスマンの人たちがしびれを切らして騒ぎ始めます。「一体どうなっているんだ?」「予定通りに出発するのか?」「ん?何も答えない?どういう態度なんだ!」。
騒然としているなか、職員たちの様子を見ていると、ディスプレイをいじったり、来ている人たちに対応していたり、一向に何も進めようとはしない様子です。日本の航空会社だったら、こういうときには、何が理由で搭乗が遅れているのかを説明し、自分たちのこととしてお詫びをしたりします。そう。こういうときに外国らしさを感じるのは、自分のせいではないのだからと、特に説明やお詫びをせずに、乗客を放っておくのです。
ようやく出発予定時刻ころにバスに乗れます。バスが飛行機に移動します。ところが今度は、そのバスの中で立ったまま待ちぼうけ。15分ほど待たされてからでしょうか、やっと外に出られます。タラップ経由でようやく飛行機の中の席に座れます。皆が殺気立っています。後から来た人も手荷物が手荷物入れに入らないなど、文句を言っています。
バンガロールからデリーは、近い様に思っていましたが2200キロほども離れています。飛行時間も3時間弱。結構な距離ですね。メルカトル図法でみるとインドって大きさを感じませんが、大きな国です。その気持ちの状態での飛行体験はあまり楽しくはなかったです。ノイズキャンセリングヘッドフォンで自分の世界にこもります。
飛行時間は長く感じました。機内食のカレーは少しだけ口に入れ、水だけを飲み、ようやくデリーに到着です。飛行機を降りるときに、きれいにお化粧をしたキャビンアテンダントが目を合わせて声をかけてきました。「Thank you Mr. Sakamoto」と。それを聞いて思いました。「え、名前を覚える努力までしてくれていたのに、このサービスは何だったの??」
個人の努力が報われていないという状態です。どうすればいいのでしょうね。そもそも、名前を憶えてくれているのならば、早々にそれをアピールしてくれれば気持ちも変わったかもしれません。個人個人の責任から逃げる姿勢が全体に浸透すると、こういう感覚がするものなのでしょうか。そういう全体の雰囲気の中で、一人一人がちょっと頑張ったところで報われないですね。
そんなこんなで、デリーのホテルに到着したのは真夜中でした。今朝は睡眠時間確保を優先させてもらいました。飛行機に乗ってからはお酒を飲まなかったので、これもよく眠れた一因でしょう!
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PS: シンガポール一泊、バンガロール一泊、とデリーに移動してきましたが、移動に少し疲れました。これから金曜日の夜中まではデリーのTajホテルに三泊腰を据えることができるので助かります。