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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

他社経験者たちに求めるスパイス・アドバイス機能

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おはようございます。

降りそうで降らない雨。道は濡れています。

===ほぼ毎朝エッセー===

拡大する事業を成り立たせるには人が必要です。ところが、人を採用するのはとても大変、お金にも限りがあります。それでも事業を成り立たせる必要がありますよね。

「さぁどうする?」

中途採用を中心に急速に人を補充するのは一つの手段でしょう。

e-Janでは過去6年、一部例外を除いて採用を新卒で行ってきました。若手が若手を育てながら、新しい事業への対応を進める中で、事業を何とか成り立たせようとしてきたのです。これはこれで大変良く機能しています。一方、e-Janのここ半年の傾向として、別な職場や職業を経験したことがある人たちが入社する率が徐々に上がってきています。

どこでもそうですが、新卒で採用された人たちには、他の会社との比較ができません。どの会社にもそこに入らなければ分からないことは多いです。派遣社員の経験や、転職の経験があれば、よりよく見えてくるのでしょうが、e-Janに新卒で入った人たちには未体験ゾーンです。

「体験したことがないことは見る」「見たことがないことは聞く」

人の知見を広げるにはそれしかないです。でも疑似体験することはできます。疑似的に経験を広げていけるのが人間の強みでしょう。すべて体験していたのでは、命がいくつあっても足りないですからね。疑似体験をくれるものは、例えば本、例えば先輩からのアドバイスです。

そこに、転職者や別な世界から来た人たちに期待する機能があります。他の場所で得た経験からの視点で、e-Janのいいところ、悪いところ、遠慮なく言ってもらえたらありがたいです。

e-Janの強さは、そういう意見に対してポジティブにリアクションするところにあると信じています。そう。いいことは「いいニュース」、嫌なことは「その他特記事項」として、どちらも重要なインプットとしてとらえればいいだけだからです。あとは、そのデータをもとに次を考えて変える。

そう。それだけです。

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