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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

シンガポールってまだ49歳なんだ…

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おはようございます。

シンガポールのホテルでの2日目。今晩夜中の便で帰国です。
昼間の便は1日ロストした感じがするものです。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□日本人の方がダラダラと仕事が遅いみたい

昨日は、会社の監査事務所と、法律事務所を訪ねました。シうちのンガポールの現地法人でのビジネスを立ち上げる際の、法的な問題や必要な作業などを先に進めるためです。

当然、こちらにも第二種通信事業者のような概念があり、通信に使う物理的な設備を国内に持つのか、国外に持つのか、通信自体が暗号化されているのか、どこかで復号化されるのか、データセンターを自前で持つのか、クラウドを利用するのか。コンディションによって申請作業が易しくなったり複雑になったり、色々と考えるべきことが多そうです。

さらに、規約類や販売契約書類などの、まずは翻訳、そして現地法への適合性チェック、さらには実際の契約に至るまで、シンプルにCACHATTOを売るまでには、まだいくつものハードルがあります。粛々と進めていくしかありませんね。

その中で、やはりどこでも驚かれるのがCACHATTOの素性の良さです。対応してくれた法律事務所でもブラックベリーから乗り換えをする先のサービスが見つからないと、かなり悩んでいる様子で、思わず逆営業をかけようかと思ってしまいました(笑)。

さて、シンガポールの各事務所と仕事をしていて驚くのが、彼らの対応の素早さです。南方のイメージ、いわゆるのんびり引き延ばすダラダラとした雰囲気は皆無、チャキチャキと、約束したことを、ほぼ即日にやってくれます。

最近の日本のダラダラと引き延ばす傾向が強いやり方よりも、だいぶスピード感があります。気持ちがいいくらいです。油断ならないですね。国民一人あたりGDPや初任給で、日本がシンガポールに抜かれたのも納得できます。

そのシンガポール、町中あちらこちらに垂れ幕がかかっていました。

"Happy 50th birthday Singapore!" と。

建国50年を迎えるそうです。内心「50年でここまで創れるのか」と、かなりショックを覚えました。北朝鮮と同じ独裁制です。シンガポールは異文化の混じった小さな島。

もともとはほぼ何もない。そこに人の行動を徹底的にお行儀よくしつけ、教育に力を入れ、貿易のハブとなることを、物流、空輸、金融、ITと進めてきています。独裁制であるがゆえに、政府が明確な指示を出しながら徐々に変質してきた。高度成長期の頃の日本は外からこう見えていたのでしょう。

ふとわが身を見直し、e-Janがあと36年でどこまで行けるのか、逆に言うととても夢が膨らみました。意思を保ち続けることでどういうことが実現できるのか、まざまざと見て、さまざまに考えてしまいました。

何せこの国、自分より若いのですから…(汗)。

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