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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

カーナビで言語設定変更ができなかったというお話

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おはようございます。

オーストリアのLinzという町までたどり着きました。自宅を出てかれこれ24時間。
いつもの日本時間で朝メ作業を試みたのですが、さすがに寝落ちしていました。

===ほぼ毎朝エッセー===

今回のチューリッヒ展示会に合わせて、オーストリアのある会社に、
CACHATTOのトライアル機を設置すべく訪問することにしました。
ノートPC型のトライアル機の準備と新機能のデモ環境を月曜日に急きょ進めてもらい、
火曜日、展示会組より1日早い出発とさせていただきました。

25日の出発は、たまプラーザ朝6時発の成田空港直行高速バスに乗るところからです。
高速バスは快適で、たいてい2時間かからずに到着します。今回もそうでした。

飛行機は成田10時20分発のスイス航空チューリッヒ直行便です。
たまに寝落ちしたものの映画も4本観ることができ、現地時間15時には到着です。
飛行はきわめてスムーズ。満席に近い便でしたがなぜだか隣席は空いていて幸運でした。
最後に出てくるスイスチョコも美味しかったです。

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さて、トライアル機を設置する会社はオーストリアのリンズ(Linz)という町にあります。
チューリッヒ空港からの行き方を調べたのですが、約600km離れていて、
電車では7時間近くかかります。適当な飛行機便もなさそう。

よって、しかたない。車で移動することにし、チューリッヒ空港でレンタカーです。
600km弱を一人で運転、ドイツ南部のアウトバーンを経由することになります。
これも辛~いお仕事のひとつ。

欧州も米国もレンタカーのシステムがしっかりできています。飛行場から降り立って、
すぐにレンタカーを借りて運転していくビジネススタイルが確立しているのでしょう。
日本は電車とタクシーでかなりカバーできますからね。

今回も自分はネットで予約しておいて、現地でレンタカーを借りました。

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飛行場でレンタカーの手続カウンターに行きます。Sixtとうい会社のサービスです。

あてがわれたのは黒のBMW1シリーズ。6速マニュアル、GPS付き。
ちなみに海外では、カーナビのことをGPSと呼ぶことが多いです。

窓口の若い女性も親切でした。英語しか分からない旨を伝えると、
わざわざナビをドイツ語から英語へと設定変更する手順を紙に書いておいてくれました。
設定変更のときに要になるドイツ語の単語がわかりづらいです。
Einstellungen = settings
Sprache = language

カウンターでの手続きを終えて駐車場に向かいます。
1シリーズって実際に見るとサイズも意外と大きく快適そうです。
これならアウトバーンも安心そう。

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「後は設定して出発!」

気持ちも盛り上がって乗り込んでスイッチを入れ、意外や意外、言語設定に躓きます。

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そもそもBMWはスロットルコントローラーという手元ですべてを操作できるUIを持っています。
それに慣れるのに若干苦戦して、ラジオやナビの設定を探して。どうも迷子になるのです。
ナビゲーションシステムと格闘すること10分。

どうにも埒が明かないのです。

機械に強いと自負している自分としてはちょっと恥ずかしかったのですが、仕方ないです。
窓口に戻ってその女性に一緒に来てもらい、車で直接設定をしてもらうことにしました。

愛想よくやってきてくれたその人は、さすが手慣れたものでささっと設定してくれました。
ついでに行き先の住所も入れてくれました。

「ありがとう!助かった。ところで何か国語くらい話せるの?」

「ドイツ語と英語とフランス語がちょっと。あとトルコ語です」

「あ、トルコから来ているんだ!最近大変ですよね」

「大変みたいです」

そういえばドイツにはトルコからの移民が多いことを思い出しました。
目鼻立ちもくっきりしていて黒髪の美人さんです。「言われてみれば」でした。

そしてその後、無事に出発できたのです。
左ハンドルのマニュアルは右手でシフトするのですが、それほど違和感なくいけました。

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