天敵ですら愛せてしまい自分がとても誇らしく感じる簡単な考え方
おはようございます。
明日の午後に降るひと雨で涼しくなる。そう考えて頑張りましょう!
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放射線性セシウム。あの原発建屋の水素爆発のときに広くまき散らされたのですね。それが今では全国津々浦々、牛の中からも土の中からも植物の中からも検出される。それは放射線性物質であるから存在が測定できるわけです。存在が測定できない元素についても同様に拡散しているのですね。自分の体に入り込むのは防げません。
これはつまり、例えば今、手にしているペットの水について考えましょう。この中にはきっと、亡くなったマイケル・ジャクソンやオサマ・ビン・ラディンがその体で使っていた水分子も入っているということです。それをゴクリと飲む。
あるいは何かを食べるとき、その成分には、自分が最も嫌っている人のものや、最もあこがれている人の使っていた元素も入っています。人だけに限らず、動植物、山、あるいは太古の恐竜。ほとんど全てのものが元素レベルでは拡散されているのです。
地球の薄皮まんじゅうの皮のような薄い大気圏。その中の表層にある、限られた元素を皆でシェアしながらいることに気が付きませんか。そもそも、元素は寿命を終えた星のかけらです。水素が融合してヘリウムになって重量の差分で輝く星。その末期には、どんどん融合した元素同士がさらに融合して、さまざまな重い元素ができて爆発する。そうやって散った重い元素が、再び集まって地球を構成している。そのかけらを皆でシェアし合っているのです。自分の体はもともとお星さま。
「所有」ではなく「シェア」しているのです。
すると考えてみましょう。ある人を憎んだとします。その人の存在そのものが憎い。その人の触ったものすら憎い。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。嫌なものは嫌。ところが、その人の元素レベルのものは、すでに自分の体に入り込んでいます。つまり、自分自身の構成要素を嫌っているということになるのです。
なんともまぁ、驚きではないですか。個々にそれぞれ別だと思っていた人たち、生命が、実は元素レベルでは見事に拡散されてシェアされているのです。その憎んでいる人も、自分が使っていた元素を体に取り込んで使っているのです。
きっと尊敬する歴史上の人物の構成要素も必ず自分の体の一部になっています。とても誇らしく思えませんか?イラっとくる人も、自分の元にいた元素が入っていると思うとなんだか許せてしまう気がしませんか?嫌がっている自分の了見の狭さに驚きませんか?
以上、『天敵ですら愛せてしまい自分がとても誇らしく感じる簡単な考え方』について披露させていただきました。
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※20110818 15:00 2点修正しました。 放射線物質 → 放射性物質、薄皮まんじゅうの → 薄皮まんじゅうの皮の