F-07C (Windows 7ケータイ)のありえない通信費に玉砕しました
様々な端末の特性を肌身で知っておく必要がある、「辛~い」お仕事をしています。その関係上、ちょっと前から、「自分の端末はF-07Cだ」と、内心決めていました。
F-07Cは、通常はiモードのケータイ。ボタンひとつでWindows7が立ち上がって、超小型パソコンに早変わりという変わり種です。専用クレードルを使って、USBキーボードやHDMI経由でディスプレイ表示もできます。世界で一つの仕様、究極のガラパゴス携帯。キワモノケータイ。
まるで自分のために作ってくれた端末だと感じた次第なのです。
一昨日のエントリーでも書きましたが、MEDIAS N-04Cがいよいよ使いづらいことに耐えられなくなってきたため、週末に思わず携帯ショップにでかけました。F-07C、ありました。そのモックを手にします。ずっしり重いです。存在感万点。重さに怯んでいては男がすたります。付き合う覚悟を決めました。
モックをカウンターに持っていきます。
「あのぉ、このF-07Cに機種変更したいのですが。在庫ありますか?」
お店の女性がチェックをしてくれて、在庫があるとのことです。
「あ、では、このMEDIASからF-07Cに機種変更したいのですが。」
購入の意志を示すと、用紙を準備してくれ、事務作業に入ります。しばらくすると、確認事項のように言われます。
「この機種ですとパケ・ホーダイ・ダブルやダブル2の上限が10,395円に変わります。」
一瞬何のことか分からなかったのですが、ドコモパンフレットのグラフを見せられて「パソコンなどの外部危機を接続した通信の上限額」というところに10,395円とあるところをペンで示されます。
「え、えっ!?」
iモードのパケット通信料金の上限は4,410円です。それをスマートフォンにすると5,985円に上がります。スマートフォンは元々通信量が多いので、従量制ではなく固定制のプランであるスマートフォン専用のパケ・ホーダイ・フラットというものもあります。5,460円です。iモードからすると1,050円のアップです。そこまでは、「ドコモのデータ通信費用は高いな」と、不満ながらもなんとか納得の範囲にありました。
ところがそれが、F-07Cだと、パソコン扱いで10,395円になるというのです。どうにも納得がいきいません。お店の人に聞いてみます。
「あの、このパソコン部分をWi-Fiとかで使って、iモード分だけを払うとかって、できないのですか?」
「できないです。」
「じゃぁ、iモードだけでもをどんどん使うと、元々の上限の4,410円ではなくて、上限が自動的に10,395円に上がるのですか?」
「はい、そうなりますね。あ、あと、プロバイダー契約もありますから525円のモペラU代もかかります。」
確かにWindows 7を搭載している端末です。でも、所詮、この小さな画面で、キワモノ端末です。かなりのもの好きを自負している自分ですら買うのに覚悟がいる端末です。そこに月額でiモード比、プラス6000円程の費用がかかるというのです。年額にすると7万円以上の増額。
「ありえない。。」
どうにもジャスティファイできません。キワモノ好きの意志は軽く粉砕されます。正直なところ、「この端末を誰が買うのだろうか」と、ドコモさんの売りたいという気持ちが見えないのでした。
そして、結局は、隣にあったF-12Cへと機種変更した、というような裏があったのでした。。
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■20110824 12:18 追記
その後Twitterにて次のようなご指摘をいただきました。
@sakamos その携帯ショップの店員が無知なだけでiMODEだけで使うなら4410円です。もしくはPCでは128Kで接続するなら5985円
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