iPad/Androidの最新端末で現行システムを活用する考え方
おはようございます。
玄関を出ると思わず「お、涼しい」と声がでました。駅まで全速で歩いても軽く汗ばむ程度です。朝日を期待する方向にはどんよりとした重い雲が見えます。
今朝は先日金曜日に行ったプレスリリースについて。その裏には、新しい仕組みで旧システムを巻き取るのではなく、旧システムの活躍の場を広げよう、という考え方がありました。
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■現在のシステムをそのまま使えるという価値
「CACHATTOって自ら光らないんですよね。
他からの光を通すだけ。
でも、それだから、ものすごくポテンシャル高いんですよ。
いろいろな製品と連携できる。その中核になることができる。」
ある大手IT商社の企画担当の方の言葉が耳から離れません。CACHATTOはグループウェアでもなければ、アプリケーションがあるわけでもない。他の光をうまく通して各種端末に連携するだけの製品であると。
それを聞いて、やはりアプリケーションを提供する必要があるかとも考えました。しかし、別なコアバリューがあることにも気がつきました。それは、「お客様の既存システムをそのまま使い続ける」ことを可能にするものであるということです。
様々なシステムと連携できることを追求すると、それは、様々な変化への対応も追求していることになります。現在手慣れて使っているシステム、それをTPOを変えて使えることによる、新しい価値を創出する。そのようなことを提供している製品だということです。
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■あえてNotesワークフロー対応オプションを出したわけ
先週の金曜日にセミナーを開催したのに合わせてプレスリリースを出しました。CACHATTOの『Notesワークフロー対応オプション』です。
まず、お客様で使っているNotesワークフローのテンプレートをいただきます。
そこに、iPadやiPhoneに最適化したUIを表示できるように、設計要素を加えてお返しする、というものです。
その設計要素が加わったDominoサーバーをCACHATTOから連携すれば、旧システムをそのまま、iPadなどの最新の各種端末から安全に活用できるようになります。
「今更Notes!?」
このように驚かれることもあります。しかし、日本の金融や製造業において、Notesは根強く使われています。Notesをリプレースする、といったグループウェアも多数出てきています。ただし、Notesが根強く使われるということも事実です。
闇雲にリプレイスをするという時代でもないと考えています。それ故、このようなオプションを開発しました。
9/10のセミナーでお話した後、受講をされたある人から言われました。
「うち、Notesで作ったDBが600もあるのでやめられないんです。
だから、それをそのまま活かそうというこのオプション、
とてもいいと思います。是非、自社環境で検討したいです。」
やはり、このような、現行システムを極力変えずに、最新端末を使いたいニーズがあるのだと、確信したのです。
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■プレスリリースのメディアでの取り上げ
プレスリリースはITmediaのエグゼクティブや、ITPro、business network.jp で取り上げていただき、その後、週末越しのTwitterでのつぶやかれ方も活発で、とてもエンカレッジされました。ありがとうございます。
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1009/10/news004.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100910/351920/
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/598/Default.aspx