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企業がデジタルフォトフレームをばらまく日

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久々のブログになります。

先日、お会いしたデジタルサイネージコンソーシアムの方のお話がとても印象的でした。

話というのは2点あって、まずは企業がデジタルサイネージの使い方が間違っていると指摘されていた点です。この点も中々面白いのですがここでは割愛です。

もう一つが企業はデジタルフォトフレームをばらまくべきだと進言されている点でした。丁度年末にかけて各企業は企業名やロゴの入った来年のカレンダーを作り、お得意様やお客様に配布するわけです。

でも、どちらかというと企業名が入っていてもデジタルフォトフレームをもらった方が嬉しいでしょう。家族や世界遺産などの自分の気に入ったデジタルフォトを入れればインテリアとしても楽しめるし、スライドショーのように分単位で変わっていけば飽きもこないと思います。

さらにコストも上質の紙媒体のカレンダーと安価なデジタルフォトフレームとは大きく変わらないようですし、それならば思い切ってデジタルフォトフレームをばらまくこともあり得るようになってきていると思い返しました。

何よりインパクトが違うでしょう。電力も微小なのでCO2にも大きな悪影響もないですし、たまにカレンダー以外に企業の紹介などが映るプログラムが内蔵されていても許されるのではないかと思います。

数年前から次世代のテレビの進化について多くの議論や技術が出て来ていました。しかし、何も映像情報を全てテレビに出す必要はないと考えるようになりました。何も写真だけ映すこともないので、通信機能さえつけていけばリビングにあるもう一台のデジタルスクリーンの座を確立できるかもしれません。

この辺りのビジネスを考えている方もいるのだろうと思います。出来れば通信会社以外の事業者がいろいろなサービスを展開できると良いのですが。先日、「美人時計」なるものを知りましたが、(街角で美人が時刻を書いた黒板を持っている写真が分単位で変わるサイトです)とても楽しいではないですか。

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