今年の終わりに
今年も終わりが近づいてきました。
例によって昨年の終わりに書いたことを見直してみました。
相変わらず昨年年末にいったことがそのまま今年も継続した感じです。
アクティブアナリテックスという概念がブレークすると宣言して2年立ちますが現実はなかなかブレークしません。
今年も世の中(IT業界の)の旬は、ビッグデータとそれに関連する分析技術に対する関心です。
しかし、分析の世界と業務の世界は分断されたままです。
この2つがシームレスに連携してこそデータの利活用が進むと唱え、そういい続けていますが、世の中のステレオタイプを変えるのはそう簡単ではありません。
一方データべースの世界にも大きな変化が起こりつつあります。
NoSQLはSQL(RDBMS)に対する単なるアンチテーゼの段階から確実にRDBMSに代わるソリューションを提供するプラットフォームになりつつあります。
まだまだ群雄割拠の状態ですが、なかでもドキュメント型といわれるデータベースシステムの勢いがいい感じです。
これは従来の構造化データだけでなく非構造データを取扱いたいニーズの高まりの表れだと思います。
構造化データの場合、まずスキーマありきの世界ですが、非構造の場合には、スキーマレスから入ります。
しかし、スキーマがない世界は、得てしてコントロールのない状態のまま制御不能に陥りがちです。
ドキュメント型DBは、そういう状況の中、データそのものに自己記述的な辞書的な情報を含めながら疑似スキーマを生成することで、その制御不能状態をなんとか回避します。
我々のアプローチとは少し異なりますが、目指すところは同じように感じます。
我々のライバルは既存のRDBMSではなく新興のNoSQLベンダー達に変わったのかもしれません。
状況は変わりつつありますが、我々のやるべきことはそんなに変わらないように感じます。
何にも増して、我々のエコシステムの拡大以外に道はありません。
この点ブレなく精進して参りたいと思います。