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旧バージョンを使い続ける

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「日本企業は新製品の導入が他国より遅れている」--日本IBM幹部が指摘

以前にもお客様がなかなかバージョンアップしてくれないという話をしましたが、海外と比べてという観点ではあまり考えていませんでした。

実際、当社の製品でも8年以上の前のバージョンを未だに使い続けているお客様の割合は、正確に調べたわけではありませんが、半数を超えているのではないかと思います。

とにかく日本では、新機能云々より問題ないことのほうが重視されていて、たとえ、ハードウェアの償却がすんでも、今安定的に動いているバージョンで新しいサーバで動かそうとする傾向が強いです。

実際には、古いバージョンは、最新osでは一部の機能がそのままで動作しなかったり(設定変更が必要など)、間歇障害につながったりとあまりお勧めではありません。

また、古いバージョンには、残念ながら潜在的なバグがかなりあり、それが間歇的な障害を生み、しかも解析が非常に困難だったりします。(システム保守コストの増大要因です。)

実際、機能的に枯れた古い機能に関しては最新バージョンが最新のバグフィックスがされているので、最も安定的であるといえます。(新しい機能あるいは未だ流動的なものに関しては、残念ながらまだ枯れていない部分があるのはある意味避けられませんが)

IBMさんの様な大手ベンダーがこういう話を声高にしていただくのは当社にとっても大歓迎です。

そして、お客様にはハードウェアを一新するような一大イベントがある際には、是非最新バージョンへの更新を真剣にご検討いただければと思います。

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