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言葉の壁IT効率化を阻む

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これは、先週の日経産業新聞の記事のタイトルから拝借しました。

不況の時こそ、IT投資による効率化を目指すというのが、IT業界の目論見ですが、それが(日本では)なかなかうまくいかないという話です。

世界的なレベルでの競争力強化のためにIT投資を抑えながら、コスト削減効果を最大化するには、中国、インドといったいわゆるオフショアのリソースをこれまで以上に使う必要にせまられるが、日本語を使えるという条件がある限り、技術者が限定されてしまい、限界があるという話です。

野村證券がリーマン・ブラザーズを買収してわかったことは、日本を除くほとんどの国が業務に関する全ての情報を英語で処理していて、そのIT関連コストが国内に比べて圧倒的に安かったとのことです。

その原因が日本語であるという論点には、疑問点もあるかもしれませんが、日頃から感じているぼんやりとした感触では、それも十分ありうると思います。

公用語を英語にするという是非は、ともかく、このままじゃ江戸時代に逆戻りという笑えない話になりそうです。

かくいう私も海外のスタッフとの英語によるコミュニケーションでは、苦労の連続で、まだまだ英語の運用能力という点では、努力不足だと感じること大ですが、

好むと好まざるに関わらず、英語というのは、ITに関わる人々にとってますます重要になってきていることは間違いないようです。

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