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IT競争力

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http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20380819,00.htm

かなり古い記事ですが、そもそもソフトウェアの権利を守る役割の団体が何故国別ITランキングを作っているのか理由がよくわからないし、その競争力の尺度が全くわからないので、正確な判断は下せませんが、日頃感じている肌感覚とそんなに違わない結果だと思いました。

何故、日本が急激にランクを落としている理由はわかりませんが、おそらくハード偏重でソフトウェアを軽視してきたつけが来ているのではないかと想像しています。

とここまで書いて、もう一度調べてみると、BSAの本家のWebを参照すると、その指標の詳細がレポートされていました。

このレポートは、結構大作なので、読むのに骨が折れます。(なので、斜め読みです。)

この結果から読み取れるのは、例えば、台湾(第2位)、韓国(8位)に対して日本が大きくスコアを落としているのは、R&D環境やHuman Capitalに関する指標が良くないという点です。

そのほかに2007年から指標を少しいじったことが影響しているとも書かれています。

いずれにしても、現在の12位の地位も圧倒的なITインフラの強みに支えられている結果ですので、今後この優位性のギャップが縮小するとますます順位を下げることに繋がる可能性大です。

国家レベルで考えると由々しき問題と考えられますが、国としてこの結果をどの程度重く見ているのでしょうか?

BSAの日本のホームページにはこの件は全く触れられてませんので、大して重きが置かれているようには思えません。

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