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試さなくなったNHK ガッテン!に要注意。エコーですい臓がん超早期発見というけど専門家は有害と指摘

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がんの早期発見はいいものだ、というのが世間の常識でしょうが、福島の甲状腺がんの検診ではかえって有害だという指摘がなされています。早く見つけても生活の質の向上につながるとは限らず、かえって有害ということもあるからです。そういう、危惧のなか問題番組だろうと医療に詳しいTwitter界隈でマークされていたNHKの番組 ガッテン!が予想通り、街の病院でエコー検査ですい臓を観てほしいと訴えようという呼びかけるような番組を放送して医療の専門家たちから多数の批判を受けています。

実績をあげた尾道方式の紹介の仕方に問題があり、リスク関係なしに、またノウハウがない一般病院で、エコーをつかったすい臓がん検査を希望しても、それは無用な混乱を生むだけで、メリットよりもデメリットが大きい、そういう意見が多く出ています。

いい仕事をしていた「ためしてガッテン」と今の「ガッテン!」は、別番組

山瀬まみさんが生き字引として知識を20年以上ためてきた「ためしてガッテン」と今の「ガッテン!」は似て非なる番組となっています。かつては、東大医学部卒の市川衛氏をはじめ知識と志をもたれていた制作関係者が多く去られており、特に医学関係では「最新情報をお知らせする」という今流行りのトレンドにのり、異論反論が多く出る放送回も、糖尿病治療に睡眠薬を推奨の回のように増えています

料理のコツとか、運動による健康法とかで新しい受ける情報を探すのりで、目新しい医療方法を情報番組的な軽いのりで紹介することはもう限界であり控えるべきことではないでしょうか?NHKでもEテレでは 「きょうの健康」や「チョイス@病気になったとき」など、医療を正面から扱ういい番組を作っていると思います。医療の情報をバラエティで軽く伝えるという構図に無理がある。そういう反省と取扱範囲の変更をNHKは行うときに来ている、そう確信します。

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