バルスに耐えたTwitterが「あけおめ」ピークで果たして落ちるのか?
前回の「バルス」に耐えたTwitterに更なる日本からの試練がやってきます。「あけおめ」エントリーという、バルスより広がりが大きそうな、新年の挨拶エントリーの集中です。
「バルス」は、2ちゃんねる という特定年齢層が集まるネットコミュニティで顕著な現象ですが、主要年齢層がTwitterと重なることから、サーバーが耐えられるか懸念があり、見事一時的にMySpaceを抜くトラフィックの増加を記録しつつ、サービスは止まらずに続きました。
その日本テレビ系列でのラビュタの放送のしばらく前にメンテナンスが行われており、インフラの増強をしていたから耐えられたのではないか?といった憶測もされるできごとでした。
Twitter、「バルス」でMySpaceに勝つ(一日、ただしAlexaデータ):坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング:ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout
さて、今度は、Twitterが日本に広まってから初めて迎える、「あけおめ」ピークです。あけおめとは、明けましておめでとうの略語で、ここではその略語を使った携帯メールでの新年直後の挨拶を指します。
携帯電話では初詣など人が集中することがあり、その周辺で携帯電話がつながりにくく成るといった問題も起こしています。
その、時間的、場所的集中の対策として、携帯電話の利用を控えてもらうくらいしかできないわけですが、では、Twitterはその「あけおめ」ピークに耐えられるのでしょうか?もちろん、私は内部の人間では無いのですが、外部からわかることからどうなるかを予想してみます。
落ちない理由1:世界を相手にするTwitterだから、日本時間の新年ピークくらいは耐えられる
私の基本予想は、世界にサービスしているのだから、日本での利用集中くらいは問題なく耐えられるというものです。日本が新年を迎える瞬間、他の国では大晦日で職場からの利用などが休暇で減るなどして、負荷が分散される影響が大きいと見ます。
落ちない理由2:「あけおめ」行動するより若い年齢層とTwitterの中心、40代、30代とはずれている
私自身、NIFTY-Serve、2ちゃんねる、などと続く、Twitterユーザー層の真ん中の世代だという自覚があります。自分自身、一般携帯電話はあまり使ってこなかったし、電話などでの明けましておめでとうの挨拶は、元旦の夜が明けてからという習慣なので、新年早々に挨拶を書かねばという意識があまりありません。
それほどは書き込みが集中しないのではという気がしています。
落ちない理由3:iPhoneからの利用は、ソフトバンクの携帯電話利用集中により、そもそも書きにくく成るはず?
私のTwitterつながりでは、そもそも書けないからTwitterは大丈夫では?という冗談とも付かない話が出ています。PCの前に座っている率は低く、テレビをまえに携帯電話をいじっているという状況を想定すると、携帯電話回線が使いにくくなったら書き込みが減るということは確かに考えられます。
ただ、自分自身が一般的な携帯電話を使ってこなかったので実感がないところです。
落ちない理由4: 新年直後に書きたいという、ニーズはそれほどでもない。
「バルス」で2ちゃんねるが落ちる現象は、テレビ放送の台詞にあわせてみんなでいっせいに書き込もうとするという、トラフィックが集中するところがありました。
いっぽう、あけおめ エントリーは多少時間がずれる可能性があります。書き込みを用意していて、タイミングを見計らっていっせいにエントリーというほどの負荷集中は起きないのではと思うわけです。
落ちない理由5: 「あけおめ」でTLが溢れるなか、新年の抱負は、少し考えて書きたくなるはず?
Twitterのタイムラインが、「あけおめ、ことよろ」である程度埋まると予想されます。そういう場合に、そこに被せて単純な挨拶をするよりは、多少は抱負を語ろうかとか、いう行動を取ると予想しました。
さて、私の予想は当たるのか?そして、1年後や、5年後、そして10年後に状況はどう変わっているのか?2000年問題で騒がれた1999年の年末のことを少し思い出しながら、「'00」年代の終わりと2010年代の始まりにわくわくしながら、の新年が楽しみです。
>>>>>> ITとマーケティング関係のマスコミや関係者のフォローが増えてTwitterが楽しくなってきました。是非フォローして、交流を広げる一助にお使いください。
お断り:
本ブログでの坂本英樹による投稿やコメントは、あくまで個人の主観に基づくものです。現在および過去の勤務先の意見や見解を表すものではありません。