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Googleでyahoo.co.jpを検索すると、なりすましサイトがトップに

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Googleで一番検索されているのはYahoo という話題が以前ありました。ブックマーク代わりにGoogleを使うケースが多いのだと思います。そのありがちな使い方に .co.jp をつけた「yahoo.co.jp」を検索すると、Yahoo! Japanトップでなく、Yahoo! Japanをコピーした別のサイトがトップに表示されるという事象が2009/12/13夜時点で生じています。

http://www.google.com/support/forum/p/websearch/thread?tid=4a94eb0546073f0a&hl=ja

googleでyahoo.co.jpを検索すると、twakuwakulandという怪しげなサイトがトップに来ます - ウェブ検索ヘルプ via kwout

まずは、このケースを知り、注意を喚起すべきですが、そもそも日ごろ、検索でヒットするページがなりすましサイトである危険性を自覚し、URLを確かめることを習慣付けるとか、IDとパスワードを入れるサイトは、ブックマークから使うという習慣をつけるべきでしょう。

そして最後になりますが、 www. を抜いたドメインで検索するのは、実は他サイトがトップに出うる危険な事なので避けるべきという問題があります。実は、www. を抜いたドメインで検索すると違うサイトがトップというのは、比較的起こりやすいことなのです。

"www."を抜いたドメイン検索の潜在的危険性
検索エンジンが、ドメイン名をどう扱うかは検索エンジン固有の設定により変わりえますが、一般的には、www. がついたサイトと www 抜きのサイトは別サイトと認識します。インターネットの仕組み上 www. の有無はURLとして扱われるからです。

mail. とか help. とかの多数のサブドメインを持つサイトは多く、それらを区別するために、例えば www.aa.co.jp と aa.co.jp は別サイトとして扱わないと不都合が生じます。

www. を抜いてURLをタイプしても困らないケースが多いのは、単にリダイレクトで付け替えているか、www. を省略しても同じサービスを提供しているからです。二つあるやりかたのうち、実は最近はほとんどのサイトが前者の、リダイレクト方式をとっています。 www. 抜きで 同じサービスを提供するのは、検索エンジンでの順位向上の対策としては不利だからです。せっかくリンクしてもらうことで得られる価値が分散してしまうから です。 www.aa.co.jp/123/ と aa.co.jp/123/ は別URLなので順位付けの価値が例えば 100と20とかに分散してしまい、統一していれば 120稼げていたポイントが低くなってしまうのです。

そこに、なりすましサイトがつけいる隙が生じます。 www. を抜いた "aa.co.jp" というキーワードでの検索順位が上がるように仕込めば上位に表示される可能性が上がる可能性が潜在的に高くあるのです。ドメインが一致していればトップ表 示される相当強い「ポイント」が入ると思いますが、公式サイトでURLが不一致ということでそれほどは「強く」ないからです。

お断り:
本ブログでの坂本英樹による投稿やコメントは、あくまで個人の主観に基づくものです。現在および過去の勤務先の意見や見解を表すものではありません。

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