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マーケティングコンサルティング会社「サイコス」CEOの大航海ブログ

今年の「ボルヴィック」は、ツイッターとブログ連動。 ~「Volvic 1L for 10L」2010年版~

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今年も始まりました、Volvic「1L for 10L」プログラム。(期間は2010年6月1日~8月31日)「1Lごとにアフリカに清潔で安全な水が10L生まれます」のキャッチコピー、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

2005年にドイツを皮切りに、2006年にフランス、そして2007年には日本にも広がりキャンペーンが展開されました。日本でのプログラム実施は、今年で4年目を迎えます。これまでにプログラムを実施した国は、ドイツ、フランス、日本、アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、オーストリア、スイス、ルクセンブルクです。

今年は製品購入にとどまらず、Cause Related Marketingの試みとして、「Twitter & Blog for 10L」が始まっています。「Twitter」では1フォローごとに、「Blog」では自身のブログにブログシールを貼るごとに、支援金がダノングループより寄付されます。

また、昨年に続き、三洋電機ドラム式洗濯乾燥機AQUA売上の一部も「1L for 10L」に寄付されています。(AQUA総売上の中から、約4000万L以上の水を確保するための支援金が寄付)さらに、「1L for 10L」に賛同する全国約28のホテルがウェルカムドリンクや、専用販売機でボルヴィックを扱っています。

ちなみに、寄付金のゆくえですが、ダノンより日本ユニセフ協会に寄付され、アフリカのマリ共和国で水と衛生に関する事業の活動に役立てられます。試しに「1L for 10L」のTwitterアカウントをフォローしてみたのですが、マリでの活動状況が毎日届き、現地でのリアルタイムの活動が伝わってきます。
http://twitter.com/1Lfor10L

本企画の特長として、目標設定が明確であると思いました。

  1. マリ共和国の子どもたちとコミュニティに今後10年間で延べ約4.9億リットルの清潔で安全な水を供給する
  2. 日本におけるアフリカの水と衛生に関する問題に対する関心と理解を高めること
    (2007年から継続してきた支援対象地域の状況変化や水に関する告知や啓発活動を行う)

短期的な売上を目標とするのではなく、組織として長期にわたり取り組むことで、顧客から本当に信頼される商品ブランドを作り上げていくことができます。当然、これらの取り組みは、広告費用を払っておしまいというわけにはいきません。メディアやパートナーの選定は非常に重要で、本業との強い結びつきがなければ継続しないといえます。4年目となるこのキャンペーンは、そうした課題を克服しているのだと思います。


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