私がビルゲイツから言われた言葉～お金は稼ぐより、使うほうが難しい～
私は、マイクロソフトで95年～2001年まで働いていたのですが、95年当時はまだビルゲイツさんが身近な存在で、調布の社員懇親会で「お金は稼ぐより使うことが難しい」と言っていました。
当時は、そんなこと言ってみたい～と思っていましたが、本当にそうだなあと最近思うようになりました。金額の大小は別として、ただ使うのではなく、そのお金の使い方に意味を持たせることが、本当に難しいのだと思います。
松下幸之助さんは、家電品が高い時に買う（新分野の新製品を高く買う）人を、単に利益がでるいいお客ということではなく、商品が普及していくために必要な貢献をしてくれる、非常に重要なお客様だと言っていました。高い値段で誰も買わなければ、決して安い値段になっていかないのです。
さて、私の話。
まだ売り上げもロクにないのですが、社会への還元制度を作ります。これは、どういうものかと申しますと、会社が出した利益の一部を寄付するというものです。（よくありますよね）
ただ寄付をするのではなく、毎年、全社員で何に使うかを考えます。みんなが社会の何に関心があって、どのような問題意識をもっているのか、毎年確認したいのです。利益が少なければ、いくら理想が高くても、社会に対して、大きなことはできませんし、利益が多くなったとしても、社員が社会への関心がなければ、寄付しても効果的に使うことができないのだと思うのです。
私は、寄付そのものにも価値を感じますが、社員が考え、行動する、意味を持たせることができるようになることに、教育的な関心があり、このような制度をやってみたいのです。
皆さんは、稼いだお金を、何に使っていますか？
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