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On Vox: P2Pはアプリからインフラに脱皮しようとしている

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今日はDCIA(Distributed Computing Industry Association)主催の「P2P Media Summit」会議に顔を出してきました。

米国ではP2Pの利用が広がっていますが、それでも「まだまだ主流技術」にはありません。そこでDCIAが、P2Pの様々な技術を紹介する会議を開いたという感じです。

残念なことに、話題のコムキャスト社は基調講演をキャンセルしました。金曜日にFCC(連邦通信委員会)がコムキャスト社のP2Pアプリケーションの制限(ネットワーク・シェーピング)を不当慣行とする決定を下した直後だけに「キャンセルはしかたない」のですが、やっぱり話をききたかった。

興味深いのは、P2Pのコンシューマ市場離れ。

 

企業ネットワーク内やISPネットワーク内での活用事例が色々紹介されました。もちろん、CDNでもP2Pは重要な技術になってます。ライセンスや著作権保護が大変なコンシューマ市場を避ける動きは、これから広がるのか?注目したい。

(写真は、企業内P2Pの事例を報告するIgnite社のFabian Gordon氏)

もう一つは、P2Pを使ったライブ(正確にはニア・ライブ)ストリーミングの動き。既に、JoostなどP2Pを使ったインターネットテレビは動き出していますが、スポーツ中継などライブ放送には食い込めていません。DCIAの中でライブP2Pのワーキンググループが活発に動いているようでした。

P2Pは、アプリケーションからインフラに脱皮しようとしています。

 

小池良次(www.ryojikoike.com)

Originally posted on ryojikoike.vox.com

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