アンプラグド~コンピュータを使わない情報教育
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子ども向けのIT教育というとWordやExcel、eメール、お絵かきツールなどを使ったいわゆる「コンピュータの」カリキュラムを考えてしまいがちですが、本当に大切なのは、子ども達が自ら学び、考え、主体的に判断・行動することを手助けしてくれる「ツール」としてのコンピュータでしょう。
OLPC(100ドルラップトップ)にも搭載されているスクイーク(Squeak Etoys)の科学や数学の教育カリキュラムにも、コンピュータだけですべてを完結するのではなく、コンピュータを使わない体験型の学習を組み合わせた「アンプラグド」なアプローチが広まりつつあります。
スクイークのようなITツールと組み合わせて使える科学や数学の体験型の教材はいろいろありますが、最近お勧めなのが、GEMS(ジェムス)といわれる教材です。
GEMS(ジェムス:Great Explorations in Math and Science)はLHS(ローレンス・ホール・オブ・サイエンス)で20年近く研究され続けてきた科学・数学のカリキュラムの一つで、体験学習法の理論に基づく、アクティビティ(活動体験)が中心のカリキュラムだといわれています。
たくさんの教育者の方々と一緒に、OLPC(100ドルラップトップ)やスクイークに代表されるITツールと、GEMSのような体験型の教材を組み合わせて、子ども達がたのしく学べるステキなカリキュラムを増やしたいと思うこの頃です。
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