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開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

デジタルモラル教育

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うちには中二になる息子がいて、最近デジタルコンテンツのコピーを勝手にやるので困る。
自分より若い連中を見ると、「そんなのいーじゃないですか」という態度の人が多い。

一応ね、自分も音楽やってるし、音楽家の友人(売れてないけどいちおうプロ)が多いので、そうもいかんのよ。絵を描いたり、漫画書いてたこともあるしね。クリエイター向けの企業でセミナーとかやってるから、現場の声も聞くし。

音楽家、クリエイター、ゲイジツ家・・・そういう人たちの生活を守るためには、聴くひと、観る人だけの理論だけじゃだめだよ。「誰でも観る権利がある」って言うひとがいるけどね、作ったひとの権利は関係ないわけ?

「自由にコピーできると、こんなにみんなが幸せになる」って言う人がいるけどね、作ったひとは幸せになれないんじゃないかな。しかもね、プロにお金払わないとなにが起こるかわかる?プロがいなくなるんだよ。みんな廃業。全員アマチュア。そしたら、質の良い音楽も聴けないし、映画も観られないでしょ?そんな世界を望んでるわけじゃないでしょ?

プロの生活を守らないと、プロの作品を楽しむことができない。そしたら、なんと貧しい世界が待っていることか。そういうことも考えなくちゃね。

3回違法ダウンロードをした回線を切断できる、というフランス法案。私は賛成します。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0909/25/news041.html

中学校で、こういうことも教育して欲しいよな、と思う。学校、がんばれ。

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