ブレイクしそうなポイントサービス
こんにちは、今日はすっかり春の陽気で、大変心地いいですね。
FeliCa & 電子マネーの系の仕事をしていると、最近、お客さまからのご相談として非常に多いのが、地域活性化を目的とした地域マネーです。
特別に利用地域を絞っているわけではないのですが、一般的に利用されている電子マネー(主にWAON、Edy、nanacoなど)およびインフラをOEMとして、特定の地域で集中的に加盟店展開(ドミナント式に展開)し、市町村レベルでの地域通貨として利用するというものです。
当然、地域活性化というのがテーマになっているので、利用者には「○○ポイント」というような地域ポイントを付与して、貯まったポイントの一部を地域貢献(地域の重要文化財補修の寄付金、地域の商店街で利用可能な金券、地域商材と交換など)と引き換え可能なサービスモデルになっています。
サービスモデル例
・nagat (ナガット:長野県)
・めぐりん(香川県)
・あいポケット(山陰エリア)
基本的に、地域の利用者(居住者)のみが、その地域で利用するようなサービスモデルになっているので、「利用者の拡大」と「利用の喚起」が導入時の課題として挙げられます。
そこで、いろいろ調べていたら、地域活性化をキーワードに広い地域で利用できるような友好的なサービスを見つけました。
・ふるさとポイント
SNSの要素が強く入っており、「この村を活性化させたい!」という意思を持つ人たちをネットでマッチングして、各々の貯まったポイントが地域のために使われるというサービスです。ランキング機能などで各地域同士を争わせたり、モバイルゲームの要素を追加して個々人の利用を喚起したり、"旬"な利用促進施策がすべて入っています。ブレイクしそうです。
こういった遊びの要素と、リアルな地域マネーの施策が連動することで、真に利用されるサービスが作れそうだなと思う今日この頃です。
以上、イーコマース研究所の小関でした。