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いや、やっぱり聞いていただけなくても結構なんですがとりあえず垂れ流させてください

読者プレゼント担当者の憂鬱

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わたくしはオープンソースマガジン(元UNIX USER)という雑誌で現在新製品紹介コーナーや読者プレゼントコーナーを担当しているわけですが、この読者プレゼントコーナー、提供するプレゼントはいろいろなメーカーや出版社様にご提供いただいているわけで[注1]、プレゼントが集まらないときはホントに集まらない(泣)。

[注1]いろいろなメーカーや出版社様にご提供いただいているわけで
実はこちらから「これ、もしよろしければいただけないですかね……、とお願いすることも多い。製品レビューとかも誌面にはあまり掲載されないのに、と本当に申し訳なく思いながらお願いメールを送る毎日だったりする。

しかし、集まらないからといって引き下がるわけには行かないのです。なぜならこのプレゼントコーナー、実はプレゼントと引き換えに読者アンケートを集める手段[注2]となっているからです。

[注2]読者アンケートを集める手段
しかし、頑張っても平均すると読者の1%くらいしか応募者数(=アンケート数)が集まらない。これが多いか少ないかは分からないが、一般の雑誌だとどうなんだろうか。もっと良いものをバンバン提供すれば良いのか?

読者の方々もよく見ていらっしゃって、プレゼントの内容によってガクっとアンケートの数が増減します。たとえば、最近で一番人気だったのが編集部提供のGLAN Tank。編集部で記事作成のために購入、使用したものだったわけですが、倍率は50倍以上と超人気プレゼントになっておりました。傾向としてはハードウェア関連のものは人気が高くなるようです。また、パッケージソフトなどもかなり引きがあります[注3]。

[注3]パッケージソフトなどもかなり引きがあります
こう見ると高いものを出せば良いのか、というようにも見えるが、高価なものでなくても人気なものもある。たとえば、こちらも編集部提供のLANケーブル作成キット。やはり実用的なものが人気のようだ。

一方、企業さんのノベルティ関連は人気のあるものと不人気なものとでなかなか差が激しい感じです。傾向としてはやはり注目を浴びている企業さんのグッズは人気が高い。たとえば、新春お年玉プレゼント企画ではGoogle様にご提供いただいたフリースが、非ハードウェア系ではトップクラスの人気でした。一方、携帯ストラップや日用品系などは若干不人気。やはり実用性のあるものに人気が集まるようです。

といっても、なかなか毎号注目アイテムを集めるのが難しいのも事実。とくにオープンソースマガジンは雑誌の性格上、コンシューマ製品を大きくページを割いて扱うことが少ないため、一般のPC系雑誌のように毎回ハードウェア製品を提供していただくのはなかなか難しい[注4]。

[注4]なかなか難しい
だいたい弊誌でとりあげている製品にはエンタープライズ製品が多く、そういうものはおいそれと「プレゼントにください」とは言えない。。。読者モニタという手はあるが。

ただ、一方でオープンソースマガジンの読者は業務でPCを専門的に扱っている方々ばかりというのもあって、読者層としてはヘビーユーザーばかりです。また、当然といえば当然ですが、「オープンソース」と冠していながら、多くの読者の方(9割以上)はWindowsユーザーでもあります。読者プレゼントコーナーはそのWindowsユーザーに大手を振ってアピールできる[注5]数少ないページな訳なんですね。

[注5]Windowsユーザーに大手を振ってアピールできる
べつに誌面でWindowsを排除しているわけではないが、どうしてもコンシューマ向けWindows製品は取り上げにくい。たとえば新製品コーナーでの基準としては、
  • LinuxやFreeBSDなどのオープンソースOS上で動作するソフトウェア
  • オープンソースOSを動作させられるハードウェア
  • オープンソースOSやソフトウェアと連携して動作するハード/ソフトウェア
などが基準。よって、Linuxがサーバー、Windowsがクライアント(その逆もアリ)として動作する製品なども掲載している。

ということで、これをお読みになった広報のみなさま、ぜひオープンソースマガジン宛てに何かご提供下さいませm(_ _)m[注6]。
いただいたあかつきには、もれなく製品画像と200文字程度(その号で提供するプレゼント数にもよりますが)のテキストを掲載いたします。

[注6]ご提供くださいませm(_ _)m
結局物乞いかよっ!というツッコミは慎んでお受けいたします…… その際のご連絡はosmag[アットマーク]cr.softbank.co.jpまでお願いいたします。
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