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ブロックチェーン等に対する痛烈な指摘: Letter in Support of Responsible Fintech Policy

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6月に出たらしいですが、先週にTwitterで見るまで、存在を知らなかったオープンレターです。
Letter in Support of Responsible Fintech Policy

宛先は、米国議会の主要メンバー。暗号資産やブロックチェーンの謳い文句を非難し、慎重に検討するように求めています。例えば、次のような強い言葉が使われています。

in the name of technological potential which does not exist

僕は以前から、ブロックチェーンには有効な用途が少ないと懐疑的に考えているので、本レターの内容には賛成できます。

上記URLの文書には、24名の主要署名者と1,500名(と書かれている)の署名者の名前があるものの、正当性が不明です。名前を見てみたら、僕が知っている名前もチラホラあります。Tim Bray、Andy Hertzfeld、James Goslingとか。我ながら知っている人が古いですね。1,500名(および署名を求められたが賛成しなかった人)がどうやって選ばれたのかもわかりません。もちろん、賛成派の方には反論があるでしょう。

日本でもWeb3を売り込む側だけの話を聞くだけでなく、国会、与党、政府とか、冷静な議論をしてほしいです。日本政府のIT関連の支援は、伝統的に外しているので、今回も駄目かもしれませんけど。

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