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MIDI 2.0が少しわかってきた

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1月28日にMIDI 2.0がどうやって1.0と互換性を保つのか、わからない、と書きました。 ぼんやりと情報を見ていましたが、5月26日に新しい記事が出て、少しわかってきました。
Details about MIDI 2.0, MIDI-CI, Profiles and Property Exchange
これを読んでいくと、だんだん謎が解けてきます。

  • 今のところ、従来のDINプラグのタイプではMIDI 1.0プロトコルのみサポートされる。
  • 新しいUniversal MIDI Packetを定義し、それにはMIDI 1.0プロトコルデータを格納できる。

そして、FAQでとどめを刺されました。

MIDI 2.0は新しいコネクタやケーブルを規定しない。MIDI 1.0ですら、現在最も使われている転送手段はUSBだ。

だそうです。

僕はオリジナルのUART通信のタイプのみ考えていたので、互換性を保ってどうやって双方向にするのか気になっていましたが、USB等ならば問題ありません。最近のMIDIを知らないため、前提を勘違いしていました。 これならばどうにでもなり、MIDI機器間でやりとりして、適切なプロトコルを選ぶのも簡単。
UART一本で双方向通信とか、すごい仕組みを勝手に期待していたので、勝手にがっかりしました。

なお、上記文書からリンクされている、MIDI Capability Inquiry (MIDI-CI)の仕様書にUSB、BLE、そしてRTPにMIDIを載せる仕様書が関連文書として載っていました。

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