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永い時を超えてMIDI 2.0が出るとは

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MIDI、懐かしい。僕は学生の時、Yamaha DX7や音源を買い、PCに自作MIDIインターフェースで接続し...と取り組みました。システムができたら満足しちゃって、それ以上ほとんど触らなかったのは、やはり音楽より技術的興味が高かったのは間違いありません。それはともかく、今更MIDI 1.0と互換性をもった規格を作るとはびっくりです。
MIDI 2.0、始動 今も使われる電子楽器規格が38年後のバージョンアップ

すごいのは、1.0と互換性を持たせること。そもそも1.0は非同期シリアルの片方向(例: キーボードから音源に接続し、キーボードを演奏した通りに音を出す)で、互換性を持たせるためのネゴシエーションするような機能は難しいはず。もはや手元に楽器はありませんし、今の関心事は技術的な視点で... とは言え、古い楽器をそのまま使いたい必要性はよくわかります。

さて、MIDI Manufacturers AssociationのWebを見ると、以下のアナウンスがありました。
MIDI Manufacturers Association (MMA) Adopts MIDI Capability Inquiry (MIDI-CI) Specification.
これを見ても、上記の疑問は全く解消されませんでした。MIDI 2.0は双方向のようですが、どうやって1.0の片方向のデバイスを識別するのでしょうか。そもそも、MIDIケーブルの物理形状をどうするかもわかりません。技術的に興味深いので、継続して見ていきます。

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