SoftEther VPNを導入する(2)
前回は両側のMacにSoftEther VPNを導入し、その間は接続できるものの、Ethernetとしての接続はできていないところまで書きました。
少しして気づいたのは、物理LANとのローカルブリッジを設定していないこと。さっそく設定しようとしましたが、僕のMacBook ProのOS Xで有線LANデバイスが見つかりません。LANケーブルを接続していないためかと思い、接続しようとしたら、口がありません。
そう、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)には有線LANは無いのでした。普段はWi-Fiを使っているため、すっかり忘れていました。これまた買っておいたことを忘れていた「Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」を使用し、ローカルブリッジを設定しましたが、変化ありません。
次に確認したのは、もう一台MacBookを持ってきて、それをリモート側に置くこと。すると、そのMacBookから、自宅側LANにあるTime Capsule等にpingが通りました。でも、自宅側でSoftEther VPN Serverを実行しているMac miniにはpingが通りません。リモート側でSoftEther VPN Bridgeを実行しているMacBook Proからのpingも通りません。
そこで気づいたのは、SoftEther VPN マニュアル 3.6.11章に書かれていたLinuxの制限。
Linux オペレーティングシステム内部での制限事項により、VPN 側 (仮想 HUB 側) からローカルブリッジしている LAN カードに割り当てられる IP アドレスに対して通信を行うことはできません。
どうやらOS Xでも同様なようです。
これでは、今の自分の機材ではやりたいことが実現できません。実現するには、ローカルとリモートの双方に専用のサーバーを運用しないと。
さて、何でサーバーを運用しましょうか。