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2月6日のJR東日本の対応から

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以前に別件でJR東日本の対応を書きましたが、2月6日午前の東京近郊のJR東日本の混乱はひどいものでした。
天気予報が外れたことはここでは議論しません。現時点の天気予報に完璧を求めることは無理ですから。

ここで問題視するのは、天気予報が外れて、通常のレベルの天候であったのにも関わらず、JR東日本が前日5日に決めた措置をそのまま運用したこと。
前日の夜に、6日午前中の本数削減などをJR東日本が発表したのは正しい措置です。しかし、東京近郊では雪はほとんど降らず、朝時点では通常のレベルの天気でした。当然、通常の出勤となります。しかし、なぜかJR東日本は前日発表の措置を続けます。当然ながら、駅や列車は異常に混雑し、遅延等が相次ぐことになりました。また、並行する他社線へ客が流れ、そちらにも悪影響を与えることとなりました。
僕が通った品川駅は、東京側通路は山手線ホームに降りられず、川崎側通路に案内するために改札口は解放され、僕のように京急に乗り換えようとすると窓口に並んでSuicaを操作してもらう羽目に。通常運行しないために、悪い方向にどんどんはまりこんでいます。完全に人災ですね。

僕自身にもいい教訓になりました。不確かな情報(この場合は天気予報)に基づいて対応を決めた場合は、外れた場合の措置も決めておく必要があります。特に今回は、通常の運用を制限する対応ですから、元に戻すことも考えておくのが必須。

簡単に競合他社に移れるサービスだったら、こんなことを繰り返しているJR東日本の経営はひどいことになるでしょう。JR東日本が社内でどのような判断をしたのかわかりませんが、対策含めて公表してほしい。

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