【もらってきた】「俺のハンバーグ山本」あらため「山本のハンバーグ」のメニューがすごい件。
昨日、すごく久しぶりに渋谷の「俺のハンバーグ山本」にランチに行きまして。
どうやらお店の名前を変えるようで、「山本のハンバーグ」になるみたいです。「俺のフレンチ」などのグループと混同されることが多くなったからかなと勝手に考えておりますが、今回はそれは置いておきます。(5/30追記:恵比寿新聞さんの記事で山本社長が詳細に語っています。)
お店に入ると、元気な店員さんがひとり一冊ずつメニューをくれます。
暑い日でしたので、天邪鬼なわたくしはグツグツ煮えたぎる「ハンバーググラタン」を注文。(笑)
超アツアツのウマウマでした。(´▽`)ノ
いっしょに行った某メーカーの担当さんは、「夢のハンバーグ」
牛、合い挽き、豚のハンバーグ三段重ねにチーズとベーコンが絡みつき、トップには目玉焼き、ボトムにはスパゲティです。
まさに男の夢!20代の彼ですが、後半になるとかなり苦しそうでした。(・∀・)
さて、問題はこの「メニュー」ですよ。
フリーペーパーのような冊子(A4)になっていまして、持って帰っていいというのでもらってきました。
これがすごいのです。
せっかくなので、全ページ、ご覧いただきたいと思います。
料理を楽しんでいただくための、お店からのアドバイス~渋谷店の紹介。
オーナーがハンバーグ店をはじめたきっかけ~安全な食材へのこだわり。
ソフトドリンクもうんちくを交えて丁寧に説明。
夜のお客さんのためにアルコールもいろいろ用意されているようです。
サラダ~トッピングの紹介。
突然雰囲気が変わったりして、ちょっとデザインの甘い部分もありますが、、、
最後のほうで、やっとハンバーグのメニューが載っています。
非常にわかりやすいです。
最後のページです。オーナーさんの挨拶と、単品での価格。
ちょっとクスッとしてしまう一節がありましたので、引用させていただきます。山本オーナー、おもしろそうな人だなぁ。
俺たちが提供するハンバーグは嬉しさを追求するあまり、もはやハンバーグとは言えないかもしれない料理になっている事も有りますが(笑)、それが俺たちのハンバーグです。
誤字もあるし、言い回しなどでプロっぽくない表現も多いので、きっと社員さんが作った部分も多いだろうなーという印象は拭えないのですが、かえって親近感はあるかもですね。
以上が、「山本のハンバーグ」のお持ち帰り可のメニューです。
で、何がすごいかって、
・お店が混んでいるときなどに、料理を提供するまで、これを読んでいてもらえば、お客さんの退屈しのぎになる。
・わざわざ言わなければわからないであろう、お店のこだわりや思いを伝えられるので、お客さんは運ばれてきた料理により興味を持って、より美味しく食べることができる。
・お客さんが持ち帰ってくれれば、家の人や友達に口コミしてもらえる可能性大。
・しかも、クーポンみたいなものは一切ついてない。
これ、あるとないとでは全然違うと思いますがいかがです?お店で見せるメニューだけだったら、一日もしないうちにほとんどの情報は忘れてしまうでしょう。
もちろん、印刷物ですのでコストもかかります。そこそこの客単価があるからこそできる業ではありますが、逆にそこそこの客単価がある飲食店さんなら、やって損はないというか、試してみてもいい仕組みではないでしょうか。
あ、もちろん「料理が美味しいこと」が前提ですけどね。
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