「ワークスタイルの選択」 を考える
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マイクロソフトに入社以来、ワークスタイルについて考える機会が多かったです。
当時ワークスタイルは成熟するという前提でいろいろメッセージも考えたし、議論もしました。あるとき、ある著名な方から「ワークスタイルは選択するものであって、成熟するものではない」と手厳しく叱責されたことは今でもトラウマの一つです。
よく考えると、確かにそうだと思いました。「あなたのライフスタイルは成熟していますか?」とか言われると、余計なお世話じゃ、と反抗したくなる自分がここにいるからです。
それでもライフスタイルについて検討することに意味があるように、ワークスタイルについて検討を重ねて、自分(たち)に最適なスタイルを選択することは、組織の力の向上に取って大いに意味があると信じています。
その検討すべきワークスタイルの選択の幅を広げるのが、ITの一つの役割ではないかと考えています。クラウドコンピューティングという逆らい難い激しい潮流を眼前にして、その選択肢はさらにいろいろな意味で拡大しているに違いない、というのが私の基本的問題意識です。
これから時に正面から、時に側面から、そして時に全く的外れな視点から、クラウド時代におけるワークスタイルについて書いていきたいと思います。幸か不幸か、今年8月から、Microsoft Online Services のプロダクトマネージャーとなり、さらに次のバージョンのOffice 365 が来年前半に登場します。ワークスタイルの選択肢がますます拡大する、その根拠ともなりうる製品を担当しているメリットを最大限に活かして検討を進める予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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