オルタナティブ・ブログ > 新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ >

~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

最近多い【自爆系つぶやき】に共通していること(未成年・大学生・大人)

»

この2件を今日のニュースで見ました。例えば、つぶやき禁止!とかしても、まったく意味がありません。友人に「その出来事」をつぶやかれた訳ではなく、自爆しています。と言っても、関係者や周りの方々に大きな迷惑が及びます。

・大学生の例

今日の一件目:ツイッターで「飲酒運転久しぶり」 福岡大生、停学3か月

先日、東大が学生ツイートに注意喚起 「責任を持って行動」呼びかけにもあったように、大学生の飲酒運転が目立ちます。そもそも飲酒運転から発生する交通事故の増加で取り締まりが厳しくなりました。つぶやかなければ、飲酒運転OKではありません。誰かに止めてもらいたかった?ようにも見えません。

何も考えずに、目の前の友人に話しかけるように、つぶやいているだけです。飲酒運転等の法律を犯さずにつぶやくのであれば、普通な行動ですが、しっかりと違法であることをわかっているにも関わらず、さらにつぶやく。。。って、それも普通なことなのでしょうか?

言葉1つ、行動1つにも責任があります。飲酒できるのは、行動にも責任を持つ年齢になったこと。

大学生であれば、最終的にどこかに就職すると思いますが、学生時代の・・・では済まないほどの影響力をもっている言動が誰でも簡単に発信できる時代って認識は?と思ってしまいます。

もちろん、すべての大学生ではありませんが、先の東大が呼びかけた「責任をもって行動」を再度意識する必要があると感じています。学校から言われるから、仕方なくする?のではなく、そんなことを学校側から言われている「恥ずかしさ」を感じ取って欲しいと思います。

Twitterで自らのカンニングを「つぶやき」ネットで炎上→自己消滅させるも証拠は増殖中

Twitterで炎上した芸能人のプライベート情報を流したアルバイト女子大生のモラルって何?

・未成年の例

【女性蔑視+未成年の飲酒】佐藤祐介さんのTwitterが炎上

詳しくはリンク先を参照ください。読むに耐えない蔑視をしていますので、閲覧注意してください。

この件を見ていると、目の前のスマホ等の端末しか見てないのでは?と思うほどに、言葉の独り歩きで全世界同時発信している感覚はないのかも知れません。

1対多多多・・・というくらい、色々な眼が向けられています。ちょっとおかしいことを言えば、このようなまとめサイトとして残ってしまいます。

で最終的には「未成年の俺に対して大の大人が・・・」と、訳のわからない展開になっています。

以前に「ある中学生」が言いました。「殺人しても未成年だから大丈夫なんだ!」と。世の中おかしくなっていると思います。

・大人の例

今日の二件目:「滅多に入れないホニャララ室にご案内」 現役航空管制官が軽率ツアー ツイッターで呼びかけ

東北地方南部から中国地方東部の空域の航空交通管制業務を担う国土交通省東京航空交通管制部(埼玉県所沢市)の現役航空管制官が、短文投稿サイト「ツイッター」を使って通常では立ち入れない同管制部内の施設を見学する“ツアー”を企画し、参加者を募り実施していたことが分かった。

この管制官は今月上旬、ツイッター上でイベント告知や出欠確認ができるサービスに「東京航空交通ムニャムニャ見学ツアーです。滅多に入れないホニャララ室にもご案内します」などと書き込み、10日午後3時から、同管制部内にある管制卓が設置された管制運用室などを30分~1時間程度見学するツアーを企画した。

結末としては、Twitterを使って募集案内した行為が不適切だった。となっています。まぁ他の手段もあったと思いますが、本質は違うように感じています。書き込んだ内容はTwitter以外の媒体、例えばブログであっても、似たような書き方をしたのでは?と思うからです。確かに文字数に限りはありますが、ブログタイトルによくある釣りのような、つかみはOK的な表現を「ここの大人」でもしています。

航空管制がセキュリティ的にも、どれほど重要な場所なのかは、言うまでもありません。

・共通していること

その先に相手がいることは十分承知していると思いますが、

 1.安易な言葉

 2.軽率な行動

 3.内容の優越感?ここだけの話?

実際に見ているのは、手元のスマホ等の端末ですが、その内容は全世界に発信されています。言動すべてが時系列で簡単に並べ、比較し、記録に残っていきます。

以前に書いた、【動画】FacebookやTwitter上の行動をリアルで再現:結構ヤバイ感じがするFacebookの書き込みから情報を入手しTwitterで相手の行動を読む「最近の泥棒」はハイテクだ!のように誰にでも簡単にネタ収集されますし、企業の担当者も氏名やアカウントで簡単に検索し、情報収集しています。

これからの時代、年齢に関係なくネットの脅威や特性を知っていることが最低限のスキルになります。より気をつけたいものです。

Comment(1)