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もしも洞察力があったなら……。

【広報かるた】・【じ】人事異動。営業から来た広報は、ちょっと型破りで、だいたい好かれる。

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春は人事異動の季節ですね。この四月に新たな職場へと異動になった方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 
外資系ではそれほど頻繁ではありませんが、日本企業などでは、広報部門に異動になって「広報って何?テレビコマーシャル作るところ?」という期待や誤解の中でお仕事を始めた人もいるでしょう。
 
*一般論として広報ではテレビコマーシャルは作りません。
 
私も18年以上広報の仕事に携わってきましたので、様々な新任広報の方と出会ってきました。「エンジニアやっていました」「マーケティングやっていました」など、その事業の技術を担っていたり、広報ではないけれど、マーケティングという広報に少なからず縁があった方など。
 
こうした広報への異動組の中で、いつもユニークだな、と感じるのが、営業から異動された方です。ずっと営業畑を歩んできた方が、広報担当になる。保守的な広報の方や営業の方はもしかしたらこの人事にとっても違和感を覚えるかもしれませんが、実は往々にしてとてもよい化学反応を引き起こしたりするのです。
 
営業の方はいろんな意味で「お客様志向」の強い方です。つまり、自社のお客様、パートナー、あるいは新たに広報に着任した場合はマスコミ関係者、ブロガーなど、自分のステイクホルダーとの関わりをとても大事にし、相手の満足を引き出すために努力をし続ける傾向があります。
 
もちろん、慣れてくるまでの戸惑いや苦労はあります。記者を相手に展開される強烈なセールストークや、「できますやります」を連発してしまってドツボにハマるとか、懇親会で派手なエンタテインメントをするとか、お互いに何がプロトコルなのかを把握するまでに早い方で一ヶ月はかかるでしょう。相手がかわればプロトコルがかわることもある。そのための調整期間ですね。
 
そんなこんなで多少苦労しながらも、実は営業出身の広報担当者はいずれ多くの記者の良い評判を勝ち取ることになります。なぜか。
 
1)話が明るくて面白い:コミュニケーション能力がある
2)言葉を巧みに使い分けることができる:国語力がある
3)愛社精神がある:業界や製品知識があり、それを好きだと思う能力がある
 
実はこれらは、私がかつて書いた「広報の資質」の3条件を満たしていることになります。
 
もちろん様々に例外はあると思いますが、広報の資質を備えている可能性が高い、という意味で営業畑からの異動は、悪くない選択だと思います。
 
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*広報会議2013年新年号より

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