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銀座エルメスの屋上にいる花火師

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銀座のエルメスの8階に「メゾンエルメス」というスペースがあります。国内外のアーティストの展覧会が行われていることが多く、しかも入場料は「無料」というとっても素敵なところです。

このメゾンエルメスが10周年を迎え、これを記念した展覧会が下記の通り開催されています。

ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス―失われた展覧会」
http://www.tokyoartbeat.com/event/2011/8459

私がこれまで行ったメゾンエルメスの展覧会で印象に残っているのは、「イサム・ノグチ ランドスケープへの旅」(2004年開催)や、「幽霊たち/ジョン・ケスラー+ポール・オースター展」(こちらも2004年)などがありますが、中でも最も印象深かったのは、「天井のシェリー 西野達展」(2006年開催)です。

銀座のエルメスの屋上に、こんな像がたっているのをご存知でしたか?下から見ても「馬の上に人がいる?」ぐらいにしか分からないのですが、この「天井のシェリー 西野達展」では、この像を間近にみることができたのです。こんなふうにカラフルな像だったなんて驚きでした!下から見る印象では、いわゆる銅像みたいなものだと思ってましたから。この展示、面白かったのでもう一度実現して欲しいなーと思ってしまいます。ちなみに、この像は、「騎乗の花火師」と名付けられていて、手にもっているスカーフは定期的に交換しているそうです。

ところで、エルメスのようないわゆる「ハイブランド」には、私はあまり興味がなかったのですが、この10年間メゾンエルメスでの様々な展示をみることにより、自分の中でのエルメスの株がかなり上がってしまいました。エルメスの思うつぼですね。でもいつも楽しい展示を有難う!

<追記>「そもそもなんで花火師だったんだ?」ということを確かめたかったので、当時のパンフレットを探し出してみました。この「花火師」のモチーフは、1987年にエルメスの創業150周年を記念して行われたセーヌ河上での花火の際に使用されたものだとのこと。それ以降エルメスのシンボルとなっているそうです。もともとは、両手にスカーフではなく、花火を持っていたらしい。意外と新しい物なんですね。騎馬像は、パリ本店、NYマディソン店、銀座店にしか無いそうです。貴重!


<メゾンエルメス詳細情報>
アクセス:  
東京都中央区銀座 5-4-1 銀座エルメス8F 
(地下鉄銀座駅B7出口すぐ)

開館時間: 
11:00から19:00まで ⇒(早く閉まってしまうのが惜しい!ですよね。) 
奇数月の第三水曜日は休館

上記情報は、2011年11月11日現在のものです。

 

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